「麗しの杜」で秋の花植えボランティアを実施しました
[学校生活]




11月20日(木)学校法人廣池学園の敷地内にあるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「麗(うるわ)しの杜(もり)」にて、秋の花植えボランティア活動を実施しました。
当日は、NPO法人「Imagin(イマジン)」さんのご支援のもと、数名の入居者の方々も作業に加わってくださいました。生徒たちは花や土に触れながら、和やかな雰囲気の中で共同作業を進めました。入居者の方から花植えのコツを教わるなど、学園敷地内という恵まれた環境ならではの、世代を超えた貴重な交流の場となりました。
活動を終えた後には、「Imagin」さん、そして「麗しの杜」様のご厚意で、植え付けに使用したパンジー、すみれの苗やチューリップの球根の一部を、生徒たちや学校花壇用にとお土産として分けていただきました。
生徒たちはいただいた苗などを各自持ち帰り、家庭で大切に育てるほか、学校にも新たに花壇を作り、育てていく予定です。この温かいご配慮に、心より感謝申し上げます。
今回で4回目の実施となったこの活動ですが、2年次のYさんは、この4回すべてに参加しています。花植えボランティアへの思いや変化について、話を聞いてみました。
Q. 参加のきっかけは?
「最初は、何か地域に貢献できることをしたいという思いと、学校以外での活動に興味があったので参加しました。学園の敷地内にある施設なので、身近な場所で活動できたこともあり、『何かをやってみたい』という軽い気持ちの参加でした。」
Q. 4回続けて参加してみて、どんな変化がありましたか?
「もちろん花が好きということもありますが、参加回数を重ねるにつれて、段取りもわかってきて、自分から動けるようになったことで、やりがいを感じられるようになりました。施設の入居者の方との関係性も深まり、皆さんとの交流もとても楽しみにしています。」
Q. 今後の抱負など、メッセージをお願いします。
「学校の勉強以外の活動をすることで、いろいろと視野が広がりました。高齢者のことに関心が湧き、将来の進路についても考えるようになりました。また今回の活動では『グリーンアドバイザー』という資格についても教えていただきました。自分の経験が、社会や将来につながっていく実感を持てるので、これからもこのような機会を大切にして、積極的に参加していきたいです。」
Yさんを中心とした生徒たちは、快晴のもと、汗を流しながらも充実した表情で作業を終えました。来年の春には、「麗しの杜」の花壇、学校の花壇、そして生徒それぞれの家庭で、美しいチューリップやパンジーが咲き誇ることでしょう。冬の到来もまだですが、もうすでに春が待ち遠しいですね。
麗澤高等学校 通信制課程では、今後も地域や学園内施設との連携を深め、ボランティア活動を通じて生徒の社会貢献への意識を高めてまいります。
