5年ILコース ニューズ・プレゼンテーションを開催しました

2019.02.18

今回で25回目を数えるILC毎年恒例の行事、今年も盛大に行われました

2月16日(土)、本校マルチメディア教室にて、5年ILコース(5年I組)の生徒たちによる、『第25回ニューズ・プレゼンテーション』を行いました。

『ニューズ・プレゼンテーション』とは、生徒たちが15分間のニュース番組を作成し発表するプロジェクトのことです。番組の中には、海外ニュース、国内ニュース、スポーツ、気象情報、オリジナルの特集、コマーシャル等が盛り込まれます。

生徒たちは、3人または4人で構成されるグループに分かれます。与えられた準備期間は約2ヶ月半。今年は全部で6グループが出場しました。

まずは番組のテーマを決め、英字新聞やオンライン上の海外ニュース・サイトなどを活用して情報を収集し、英文で原稿を書き上げます。この原稿はILCの教員に何度もチェックされます。原稿の作成と並行して、映像機器を使った動画の撮影・編集、パワーポイントを用いたスライドショー作り、コスチュームや大道具の作成まで、全て自分たちで行います。

映像や装飾だけでなく、ニュース自体の質を上げる工夫もします。「ニュース・コメンタリー」がそのひとつです。これは、各グループが紹介するニュース記事のなかで、少なくともその1つに解説を加えるものです。解説のために関連する出来事や背景知識に及ぶまでリサーチします。今年の例を挙げると、

北方領土問題(日露首脳会談のニュースに関連させて)
ジョージ・H・W・ブッシュ第43代アメリカ合衆国大統領の業績(ブッシュ氏死去のニュースに関連させて)
大学駅伝の歴史(東海大学が箱根駅伝で総合優勝したニュースに関連させて)

など、さまざまなテーマが扱われました。解説を加えることにより、伝えるニュースの内容に深みをもたせることができます。さらに、キャスターとなった生徒たちの記事に関する理解度も深くなります。

また、今年から特集として「麗澤ニュース」のコーナーを設けました。クループごとにテーマを一つ決め、その内容に沿って取材して内容を深めていきました。麗澤中学校の英語教育や言語技術教育、高校の寮教育など、麗澤の魅力を伝えました。

制作過程では様々な困難がありましたが、本番当日にはグループ全員が力を合わせ、最高のパフォーマンスを見せてくれました。また、プレゼンテーションを通して、英語力の向上も然ることながら、協調性とリーダーシップを学び、友達と助け合うことの素晴らしさも経験できたことでしょう。

発表を終えた生徒たちの顔からは喜びが溢れ、会場には朗らかな雰囲気が広がっていました。楽しみだけでなく、辛苦も共に味わった仲間と分かち合う達成感は、今後の高校生活にも大きな影響を与えてくれるでしょう。

最後に、応援して下さった保護者・先生の皆様やご来場いただいた沢山の方々に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

 

 

麗澤中学・高等学校 ILC(ILコース)
担当:長島 圭佑(5年I組担任)、遠藤 圭悟(ILC主任)、ヘイキ・ブライアン、カーンズ・マイケル