第16回皇居勤労奉仕

2019.09.13

 8月5日(月)から8月9日(金)の日程で、第16回皇居勤労奉仕に行って参りました。本校では平成16年より高校生の希望者と教職員で奉仕をさせていただいています。今年度は、松本校長を団長に、高校4・5年生の希望者46名、教職員6名の、合わせて52名で奉仕に行って参りました。
 皇居勤労奉仕初日は、バスで学校を出発し、まず武蔵野御陵を訪れ、その後靖国神社に移動し遊就館を見学しました。展示の一つ一つを見学しながら、先人が私たち未来の日本人のために命を懸けて戦った近代の戦争について学び、その悲惨さを知るとともに、先人の尊い犠牲のおかげで現在の日本があることを学びました。
 2日目からは、赤坂御用地や皇居の東御苑地区、宮殿、宮中三殿周辺などで奉仕をさせていただきました。連日の猛暑の中での作業となりましたが、職員の方のご支援やご指導のおかげで、充実した奉仕活動を行うことができました。奉仕の合間には、見学もさせていただきました。また3日目の奉仕後には天皇陛下から御会釈を賜り、生徒も教職員も大きな感動と学びを得ることができました。
 令和最初のこの皇居勤労奉仕は、大きな恩恵をいただきつつも明確に意識しがたい国家や皇室について深く考える契機になりました。生徒たちひとりひとりは、深い感慨を覚え、先人たちのご苦労や今日の私たちの繁栄の礎を築いてくださった方々への感謝の心を新たにすると共に、日本人としての自覚を強く持つことができました。