麗澤中学・高等学校では新型コロナウイルスの感染拡大を受け5月6日まで休校措置をとっています。今回はシリーズ第6弾、1年生(中1)の取り組みです。
●教科書の発送とGoogle Classroomの登録
…入学したばかりの1年生は、中学の教科書やタブレットを受け取る機会がないまま休校期間に入ってしまいました。早急に学習環境を整えるべく、教科書をはじめとした学習教材を配送しました。
また、Google Classroomの登録のサポートを行いました。各ご家庭に電話をし、Crassroomの登録状況の確認と共に、ご家庭での様子を聞く機会としました。タブレットの配布も始まり、5月からのオンライ授業の準備が整いつつあります。
まずはGoogle Classroomの操作に慣れるために、生徒全員がアンケートの回答に挑戦しました。少しずつ操作に慣れ、配信授業の閲覧や課題の提出などが出来るように、5月7日から2日間に渡り、タブレットオリエンテーションを行う予定です。
並行して、オンライン授業の準備を進めています。講義動画の撮影や配信課題の作成など、各教科担当者が工夫を凝らして準備を進めています。
●「すらら」で学習支援
中学1年生は、対話型オンラインアニメーション教材「すらら」を活用しています。教科担当者が、中学の授業開始までに必ず身に付けておいて欲しい学習範囲を選び、毎日5教科をバランス良く学習できるよう、時間割を組みました。生徒はその時間割に沿って、キャラクターによる対話型レクチャーを受け、練習問題を解きます。4月中は小学校の復習がメインですが、どんどん先取りすることが出来る仕組みになっていますので、中には教科担当者が指定した範囲の2倍、3倍の量を進めている生徒もいます。
また、「すらら」は質問機能を使って、教科担当者に直接自分の回答状況を送り、質問をすることが出来るので、生徒達はこの機能を積極的に使い、理解を深めています。
●新入生オリエンテーション
本来であれば、入学当初に行うはずだった新入生オリエンテーションを、オンラインで開始しています。まずは、教室に貼りだすクラス目標に使う手形と、自己紹介カード作成をしました。各クラスの担任が見本を作り、学年主任から作り方を配信しました。次回登校時には掲示物が完成できるよう、着々と準備を進めています。
5月7日からは「中学生としての心構え」「授業の受け方」等のオリエンテーション動画を配信予定です。さらに、バーチャル校内見学会という、クイズを解きながら楽しく学校について知る企画も準備中です。
新型コロナウィルス感染症の状況は現在も予断を許さない状況が続いていますが、オンラインでの学習面、生活面で様々なサポートを今後も続けていきます。そして、より幅広い生徒の学び目指し、新しい取り組みを模索しながら今後も学年一丸となって進めていきたいと思います。