【中学1年生】「五感を研ぎ澄ます!自然体験」を実施!

2020.07.24

中学1年生、自分プロジェクトの一環として、園内での自然体験プログラムを実施しました!

 7月2日(木)と9日(木)、中学1年生は自分プロジェクト「森と人間社会」のプログラムとして「五感を研ぎ澄ます!自然体験」を実施しました!

 まずは、「森と人間社会」のオリエンテ―ションです。階段教室に入ると、そこは別世界。そこかしこに藁や茅などが展示され、マテバシイ(ドングリ)を煎る香ばしい香りが漂います。また、生徒達は入り口で、何が入っているかわからない箱の中にドキドキしながら手を入れ、中に入ったマテバシイの感触を感じます。日本の原風景を想起させるような音楽が流れるなか、講義が始まりました。講義と五感を使っての体験を通じて、人間生活が自然と切っても切り離せない関係であることを確認しました。

 午後は西山先生担当の「地形・歴史・樹木コース」と音楽の内堀先生担当の「有用植物コース」という2つのコースを巡りました。「地形・歴史・樹木コース」では、歴史と共に周辺の地形を学びました。学園の周辺は文明10年に起きた境根原の合戦の激戦地だったそうです。激戦の様子をうかがわせる「血流れ坂」という名前が今でも伝わっています。「有用植物コース」では、メグスリノキやドグダミといった薬用として使用でいるとされる樹木のほか、毒をもつ草木の説明もあり、生徒たちは興味深く観察をしていました。学園の豊かな自然と新しい発見に心弾む時間を過ごしました。
 以下は、当日の生徒達の感想です。

◆今日は校内自然観察だった。園内を2コースに分けて「食べる」をテーマに内堀先生が案内してくださり、「歴史や地形」をテーマに西山先生が案内して下さった。食べるをテーマにしていた方は、樹木に多くの実がついていてそれらが食べられるかを説明してくださって、校内には食べられる実が多く驚いた。私は特にクチナシが印象に残った。歴史や地形をテーマにした方は、普段絶対通れない、開かずの門を通っておこなった。開かずの門の先は、右がゴルフ場、左が野球場となっており、剥げてしまった木が多く並んでいた。私は特にその道が境根原の合戦の激戦区だったということが印象的だった。今回自然についてより深く知ることができたので、このことを生かして自分プロの学習を頑張りたい。

◆麗澤の敷地内にはどんな歴史、植物があるのか知ることができて、いつも何気なく通っている道も、植物や歴史の知識を増やすことでいつもとは違う見方で通ることが出来るなと感じた。

◆今日は自然観察の時にたくさんの植物のことがしれてとても嬉しかったです!特に印象に残ったことは、シキミという植物がお墓によく生えていて、実に毒があることと、クチナシという植物の花がすごく甘い匂いがしたことです!また、西山先生の方では、酒井根が境根だったことや、ゴルフ場に水を流すと利根川に、野球場に水を流すと江戸川に流れていくことが印象に残りました!普段生活していると気づかないことがたくさん知れました!