今年度の麗鳳祭では、「一笑懸命」というスローガンの下、どのような状況の中でも、自分たちの工夫次第でみんなが笑顔になる方向持っていこうと、例年以上に生徒たちが主体的に活躍しました。コロナ感染予防対策として、入場者を生徒と教職員のみに制限し、参加クラスも2グループに分けた1日ずつの交代制での実施となりました。このように様々な制約はありましたが、こういう時だからこそ何かできる取り組みができるのではないかという、まさにピンチをチャンスに変える発想で、新しいことにも挑戦しました。その一つがオンラインによる発表、「Music Project」という新企画です。また、クラスの協力と連帯感を形として表す、「クラスTシャツ」も作成しました。例年とは異なるけれども、だからこそ新しい形の文化祭を手作りしていくことで、生徒たちも存分に楽しみ、満足度の高い文化祭となりました。中学校の様子をお伝えいたします。
【1年生】中学1年生は、「森と人間社会」をテーマに、初めてのプレゼンテーションに挑戦しました。自分たちの生活に身近な「水」をたどっていきながら、グループごとに「利根川の水源」、「里山の暮らし」、「ダムの役割」、「森と私たちの暮らしとの関わり」などについて調べました。そしてその調べたことを、ほとんどの生徒が初めて使うGoogleスライドを使っての発表。Chromebookの扱いにようやく慣れてきたとはいうものの、使い方を学びながらの発表準備となりました。本番では、どのグループも完成度の高いわかりやすいスライドによって、堂々としたプレゼンテーションを行うことができました。
【2年生】中学2年生は、「日本文化研究プレゼンテーション」を行いました。
【3年生】中学3年生は、「次世代型キャリア教育ENAGEED」の一環で、身近な課題を見つけ、その対策を発案していきました。「プラスチックごみの削減」、「教室予約のシステム」、「バスの混雑や乗車マナーの改善」、「アルコール消毒の仕方」、「食品廃棄物の削減やリサイクル」など、各グループのそれぞれの視点に身近な問題を切り取りました。そして問題の解説とその解決方法を、スライドや実演を交えた動画にまとめて、わかりやすく、楽しく伝えてくれました。文化祭以降の「自分プロジェクト」では、ここで取り上げられた課題解決の実現に向けてさらに学びを深め、「自ら考え、対処できる力」を育んでいきます。