【中学2年生】バーチャル修学旅行 マインクラフトによる日本文化研究

2020.11.02

 10月29日(木)中学2年生は、マインクラフトを利用したバーチャル修学旅行を実施しました。本来であれば、この時期中学2年生は研修旅行として伊勢、奈良、京都の関西地方を訪れるはずでしたが、今年はコロナ禍のために研修旅行は中止となりました。そこで、研修旅行の代替として、世界的にも有名なゲーム「マインクラフト」を利用し、バーチャル世界に訪れる予定であった金閣や東大寺などの関西の名所を再現しました。

 この取り組みの目的は①「バーチャル世界上での共同作業を通して仲間との思い出を作る」②「歴史的建造物の細部まで研究し、その意味について考える」③「仲間同士での教え合い、学び合いの機会を作る」④「プログラミング教育に活用できるMinecraftに学年全員が慣れ親しむ」の4点です。

 この取り組みを進めていくにあたって、マインクラフトが得意な生徒により構成されたプロジェクトチーム「Minecraft有識者会議」を発足しました。このチームメンバーを中心に、共通の世界で生徒たちは丸一日、作業に没頭して関西の名所を再現してくれました。

 この企画を行ってみて生徒からは、「実際にブロックを並べて建築していくことで、建造物を資料で詳しく調べることができた」や「友達と協力して作業を行い、いい思い出になった」というような感想がありました。

 担当学年の教員は、「これほどまで生徒が集中して関西の調べ学習を行ってくれたことに驚いている。調べたことをアウトプットする手段として、プレゼンテーションやレポート以外に、バーチャル世界での創造という手段もあるという発見があった。これからの教育活動に活かしていきたい。」という、コメントがありました。

 このバーチャル修学旅行は、教育新聞社と柏市民新聞社から取材に来ていただきました。麗澤中学では、これからもICTを活用しつつ、様々な教育の可能性を模索しながら、生徒たちのやる気を引き出し、学びを深めていきます。