【2年A組】 田植え体験!

2021.05.14

 2年A組(アドバンスト叡智コース)では、本校のオリジナルカリキュラムであるLアワーにおいて、世界の食料問題の解決に挑んでいます。食を起点とした問題は多く存在し、貧困・飢餓・気候変動による食糧危機・フードロス・フェアトレードなど、これらすべてSDGsの目標になっています。昨今、SDGsという言葉は多く聞かれるようになり、企業努力も見えてきました。しかし、私たち自身はどれだけ身近な問題として意識することができているのでしょうか。

 そこで、世界の食料問題の解決を情報の収集と検討及び講話のみの机上の空論で終わらせないために、自ら土に触れる=田植え体験を通して、命の原点から学ぶことにしました。NPO法人下田の杜のご協力のもと、5月8日(土)に田植え体験を行ないました。植えたのは、もち米(ヒメノモチ)です。田植え体験は、ほとんどの生徒が初めてだったので、ボランティアの方に植え方を習いながらの作業となりました。泥の中に足を入れた瞬間や思うように身動きできない状態では、絶叫と笑い声が響いていました。作業終えた生徒たちは、達成感に満たされた中で、主食である「米」についての興味・関心に繋がり、更には農業の課題について考える良き機会となりました。

 9月には米の収穫と脱穀を実施します。どれだけ収穫できるのか、今から楽しみです。今回のバーチャルではない実体験は、生徒たちに食料問題の解決の糸口と、食の大切さを学ぶ貴重な時間となりました。

 今後はフードロス問題に取り組み、国内における経済格差についても考えていきたいと思います。