6月24日(木)、中学3年生では芸術教養講話を実施しました。この授業に際し、アーティゾン美術館より学芸員の江藤祐子氏を講師にお招きし、お話をいただきました。講義の中では様々な作品がスクリーンに映し出され、その見方、背景情報を教えていただきました。最初の絵が紹介された際、「この絵には何が描かれている?」という問いかけに、生徒は周囲で相談しながら楽しそうに想像を膨らませていました。美術・芸術には不慣れという生徒もいましたが、江藤氏の「感じ方は人それぞれで大丈夫」という言葉に、安心した生徒も多くいたようでした。また、生徒の感想の中で、多くの生徒が「美術館で本物を鑑賞したくなりました」と答えていました。本校では8月と10月に、アーティゾン美術館を訪れるプログラムを計画中です。ここでも多くの生徒が美術への関心を深めてくれればと思っています。
中学3年生では、STEAM教育を意識して、総合学習を進めています。その中でも、芸術Artというのは、欠かせない要素です。これからAI技術が発展していく中で、生徒たちには心・感性というものを磨いていってほしいと思っています。それが人としての強みであり、モノづくり・デザインへの応用やつながりの構築など、未来創造の鍵を握るからです。
今回、生徒に美術への関心という種を蒔いてくださった江藤氏とアーティゾン美術館に心より感謝申し上げます。