【中学1年生】美術特別授業

2021.07.08

7月8日(木)、中学1年生は本校美術担当の田村講師による美術特別授業がありました。

1時間目は階段教室にて、色彩について全体講義をしていただき、色には様々な意味があること、色の捉え方や感じ方は人によって異なることを学びました。

私たちが日常生活において当たり前のように目にしているお店の色や馴染みのあるキャラクターに使われている色には意味があることを知りました。例えば、中華料理店が赤色であるのは、短時間で満足感を得られる効果がある赤色の特性を利用し、お店の回転率をよくするためであることや、外科医の手術着が緑色であるのは手術時に心理補色を防ぐためであることを知りました。生徒たちは自分の身近な物に使われている色にも意味があることに関心を抱いていました。

色彩について学んだ後、生徒たちは「静」と「動」のイメージを色で表現してみました。生徒たちは黙々と作業に取り組み、50色の折り紙の中から色を厳選し、ハサミで丁寧に切り取り、台紙の上に貼り付けていきました。

「静」は寒色やパステルカラーなどを使い、「動」には暖色や原色を使っている生徒が多く、色の持つイメージを考えながら作品を仕上げることができました。生徒たちの自由な感性が光る時間となりました。