7月12日、JICAの木村紀子さんにお越しいただき、2年A組に対して特別講話をしていただきました。
2年A組(アドバンスト叡智コース)では、本校のオリジナルカリキュラムであるLアワーにおいて、世界の食料問題の解決に挑んでいます。この一環として、今回はJICA職員として実際に活動されている方からのお話を聞くことで、日本のみならず世界で起こっている食糧問題について考える機会をいただきました。
「食糧問題を解決するために~日本の支援~」と題した本講話では、世界の食糧問題の種類と原因、そして、なぜ日本は開発途上国を援助するのかということをお話しいただきました。途上国の問題は世界の問題であり、私たち日本にもその解決のために取り組む必然性があることをわかりやすく教えていただきました。
以下は、講話後の生徒の感想です。
「今回の講話を聴いて食糧問題に様々な原因があることを知りました。意外だったのは、肉の需要の増加です。牛を育てたりするのにはたくさんの穀物が必要です。その穀物も輸入品だったら、開発途上国の食べ物がなくなるうえに、フードマイレージにより環境破壊へと発展してしまいます。今までこんなことを考えながらお肉を食べたことがありませんでした。」
「日本が海外の援助活動をすることにはしっかりとした意味があることがわかりました。日本は三十年ほど前までは海外の国の援助により成り立っていたという恩があること、そして、日本は輸入大国のため、海外の国との関係が悪化すると国が保てなくなってしまうということです。」