【高校女子寮】女子寮出身のJICA職員と対談

2021.07.17

 7月12日夕刻、JICAの木村紀子さんにお越しいただき、国際協力に関心のある女子寮生6名と対談していただきました。木村さんは女子寮の卒寮生で子育てと仕事を両立して活躍されています。

 まず初めに、木村さんから「JICAについて」説明していただき、歴史的背景も踏まえたうえで、日本が世界に貢献する意義やJICAの具体的な活動についてお話しいただきました。次に、事前に生徒から寄せられた20以上の質問に答えていただきました。現在の本部勤務での様子、以前のスリランカ赴任中の経験談など興味深いお話ばかりでした。

 対談中のQ&Aの一部
Q 尊敬する人物は誰ですか?
A 現場主義で「人間の安全保障委員会」の設置したJICAの元理事長の緒方貞子氏とマザーテレサ

Q 寮生活が社会で活きたことは何ですか?
A 寮生活が活きた場面はたくさんありますが「時間管理」「所作」「言葉遣い」「人との距離感」「コミュ力」など

Q 仕事にどんなこだわりを持っているか?
A ブレない!スピード感。無駄なことは考えず考えなきゃいけないことを考える。楽しんでやる。

 最後に、生徒に向けて「国際社会で貢献するために、ぜひ、チャンスがあれば留学してください。英語ができるのは当たり前、そのうえで専門性を(農業や都市計画など)身につけることで活躍の場が広がります。寮生活では大変なこともあると思いますが社会で必ず活きると思います。頑張ってください」とメッセージを送ってくださいました。

生徒からは「JICAは教科書の中の事と思っていましたが、今回お話を伺って身近に感じることができました。今後の日々の学業や寮生活に前向きに取り組んで実力をつけていきたいと思います」などの感想がありました。女子寮内で行ったこともあり、座談会のような和やかな雰囲気の中、生徒にとっては卒寮生から大変貴重な機会をいただくことができました。