【麗寮】特別講話実施 麗澤大学准教授 江島顕一先生

2021.09.24

 9月23日(木)男女寮合同夕礼にて特別講話を実施しました。
講師である江島顕一先生は、麗澤高校の3年間を寮で過ごした卒業生です。現在は、麗澤大学准教授として「道徳教育の歴史」をご専門に活躍されています。
今回は男女寮の寮生に向けて、ご自身の麗澤との関わり・学園の歴史・麗澤の寮教育の本質・卒業後の自身の変化や寮生同士の関わりなど多岐にわたりお話しいただきました。当時の校長が卒業生に向けた「諸君らの運命は諸君ら自身の精神と行動にあり、常に立派な品性と実力を涵養すべし」という言葉の紹介もあり、知徳一体の学びの必要性を再確認しました。麗澤の寮の本質は教育寮であり、寮生活を通して人間的、人格的成長が期待される場所であるので、麗澤教育の伝統をすべて受けている寮生には、麗澤教育の本質を存分に吸収してほしいと話されました。各学年での気づきや学び、心境の話もあり、生徒たちは共感し大きく頷いたりして熱心に聞き入っていました。生徒たちにとっては、今までの生活を振り返り、これからに向けて励みになる良い機会となったようです。

【生徒の感想】

・これまでの寮生活を見直すとても良い機会になりました。上級生の方や同級生との関係はいつも上手くいくとはいかないけれど、しっかり向き合って多少ぶつかるのも大切なのかなと思ったし、価値観や考え方が異なる人が集まって過ごす寮だからこそ、思いやりの心をもって相手も自分も気持ちの良い生活をしていきたいなと思いました。(4年)

・今自分達がしている生活や学んでいる内容が、ずっと麗寮ができた時から続いている事で、知らない先輩方もずっとやってきたんだと思うと、それだけですごく励みになりました。寮生は通学生には学べないたくさんの事を学び経験できると思います。私も卒寮までにできるだけたくさんの事を学び吸収したいと思いました。(5年)

・寮は(家にいるより)、精神的にも肉体的にもストレスをためやすいと思いますが、それをどう乗り越えられるかで自分の成長につながると思うので、これからも後輩の面倒をみながら、自立に向かっていこうと思いました。(5年)

・(正規の寮生活も)残り1か月を切ったこの時期に、改めて自分は何を伝えられたか、これから何を伝えていくべきかを考えさせられました。私は、6年生は下級生の生活のために気を遣っていかなければならないと思っていましたが、今日のお話で、自分も相手も楽しく過ごせる方法を考えることが、良い寮づくりにつながると思いました。(6年)