11月13日、14日の日程で、千葉県高等学校弓道新人大会が千葉県総合スポーツセンター弓道場にて行われました。本校からは地区大会を勝ち抜いた男女の団体と、個人合わせて9名の選手が出場しました。
地区予選をぎりぎりのところで勝ち抜いた女子団体(桑原、犬塚、小沼)でしたが、1立目ははじめの一手(最初の2本)が6射中2本しか的中せず、苦しい展開になりました。しかしここから粘り、後半6本中4本を的中させて12射6中とし、2立目へ。2立目は1立目とは逆に、はじめの一手が6射5中と上々な滑り出し。ところがここで気持ちに動きがあったのか、後半6射は2中にとどまりました。しかしこれで合計的中を13中とし、決勝に進出。決勝でも2射6中と安定した射を見せ、全体の3番手の的中数をたたき出しました。その後、同中だった市立銚子との射詰競射(的中に差がつくまで1本ずつ引いていく)では、惜しくも力及ばず敗れましたが、地区予選からの1週間で反省点を修正しつつ、堂々の戦いを見せてくれました。
また、個人では、桑原さん(5年)が1立目4射3中として準決勝に進出しましたが、準決勝ではあと1本が足りず、決勝へは進むことができませんでした。
今回の女子の試合では、団体でも個人でもあと1本というところで入賞を逃しました。しかし一方で、コロナ禍、そして放課後の講座などの様々なハンディキャップを乗り越え、あと1本というところまで迫ることができたとも言えます。これで早期引退する選手もいますが、今回戦った選手たちは確かな手ごたえと大きな収穫を得ていたようです。来年1月には弓道選手権があります。そこでは今回のリベンジを果たし、2年連続3度めの東日本大会出場を目指して、稽古に励んでいきたいと思います。
一方、14日の男子の試合では、トラブルが相次ぎ、その影響が尾を引き、団体(構、遠藤、西村)、個人ともに本来の力を発揮することができないまま予選敗退という残念な結果に終わってしまいました。様々なトラブルにも落ち着いて対処し、切り替えて自分の稽古の成果を試合で出し切ることができるよう、今後も稽古の中で研鑽を積んでいきたいと思います。