【中学3年生】特別講話 大阿闍梨 塩沼亮潤氏

2022.01.28

大阿闍梨 塩沼亮潤氏に学ぶ「生きる上で大切なこと」

1月27日(木)6時間目、中学3年生は特別講話として福聚山慈眼寺(ふくじゅさん じげんじ)の塩沼亮潤(しおぬま りょうじゅん)氏のお話を聴きました。塩沼氏は奈良県大峯山において1日48キロを千日間歩く『大峯千日回峰行』、9日間飲まず・食べず・寝ず・横にならずの『四無行』を満行された「大阿闍梨(だいあじゃり)」と呼ばれるご高僧です。

 講話では「生きる上で大切なこと」をテーマに仏教についての歴史的な背景、ご自身の仏門に入った経緯や修行から得たことについてお話しいただきました。生徒たちには事前に塩沼氏に聞きたいことを調査したところ、「大変な修行をどうやって乗り越えられたのか」「満行した時に何を思ったのか」という疑問が多く挙がっていました。これらの疑問について塩沼氏は講話の中でお話しくださいましたが、その言葉一つひとつに重みがあり、我々が見たことのない心の境地を教えていただきました。また、満行の直後から現在も取り組まれている次なる目標についてもお話しいただき、生徒は目標に向かって努力することの大切さを心から分かったように思います。

 今回の講話はコロナウィルス感染対策のために、オンラインで行われましたが、生徒たちは塩沼氏から発される優しくも凛とした雰囲気に引き込まれ、とても真剣に話を聴いていました。生徒たちは塩沼氏からのメッセージを胸に、努力を重ねて自分を磨いていくことと思います。今回、講話を通じて生徒たちの生き方に大きな影響を与えていただいた塩沼亮潤氏に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。