【4年生(高1)】特別講話 上田勝彦氏

2022.09.22

プロフェッショナルの情熱と生き方に学ぶ「魚の伝道師」上田勝彦氏による特別講話

 9月15日(木)6・7時間目、高校1年生は進路学習の一環として、上田勝彦(うえだ かつひこ)氏による特別講話を受講しました。上田氏は、漁業者から水産庁職員を経て株式会社ウエカツ水産を設立、代表取締役を務めていらっしゃいます。「魚の伝道師」として講演・講習をおこなうほか、著作、テレビやラジオ等多くのメディアに出演し、魚を通じて島国である日本の食文化の重要性と魅力を広く伝える活動を展開されています。
講話では「人生の切り開き方」をテーマに、上田氏の人生を振り返りながら、今の職業に行きつくまでの経緯についてお話しいただきました。幼少期の原体験が今につながっているということ、将来につながる種はすでに皆持っているかもしれないこと、何事も経験すること、諦めるのではなく、横に置いておくということについて教えてくださいました。
講話の中で、生徒からの「やりたいことが見つからないがどうしたらよいか」という質問に対して、やっておくと良い3つのことを教えてくださいました。それは体を整え(食も含めた体力作り)、身の回りを整え(掃除)、人の役に立つことをするということでした。「働く」の語源とも言われる「端を楽にする」という考えの基本を教えていただいたように思います。講話の後半部分は、日本が置かれている食の状況について、水産庁時代の経験も交えながらお話しいただきました。生徒たちは、やりたいことの見つけ方から人との関わり方、グローバルの意味まで多岐に渡る、上田氏の熱いに触れることができました。これからの進路選択や生き方に生かしていってくれることと思います。今回、講話を通じて生徒たちの生き方に大きな影響を与えていただいた上田勝彦氏に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。