【男女寮】後期保護者学級 寮プログラム 

2022.11.08

久しぶりの親子での語らい・子供の成長を実感

 

11月5日(土)後期保護者学級が行われました。寮生にとっては年2回保護者が来園され、寮での活動や成長を伝える貴重な機会です。
寮のプログラムは二部制です。

第一部は、食堂けやきで「親子会食」「教頭あいさつ」「6年(高校3年)保護者3名による保護者体験発表」です。お一人目の保護者は、創部3年目のラグビー部寮の一期生の保護者です。他の学校の運動部寮とは異なる「人間力を培う」麗寮で過ごした3年間で文字通り「文武両道を貫いた」我が子の成長と、1年目たった3人のラグビー部寮生を一般寮の先輩たちが温かく迎え生活を導いてくれたことや支えてくださった方々への感謝の気持ちを語られました。お二人目の方は、中学まで麗澤とは無縁だった娘さんが突然飛び込んだ寮生活での楽しいとき幸せなときを共に喜び、辛いことを乗り超える娘さんに寄り添い見守り、娘さんが精神的に、そして人間的に大きく成長したことに対して一種の尊敬の念を語られました。三人目の男子寮生の保護者は、入学当時「寮をやめたい」と涙していた息子さんが、礼儀を身につけ、今では寮生活の良さを語り、知り合いの大人の方々と礼儀正しく会話する様子を見せ、寮生活をやり通した息子さんの成長を語ってくださいました。

第二部は、校舎や寮に場所を移し各寮に分かれ、日課である「夕礼」参観と「各学年生徒の体験発表」です。どの会場でも、各学年の成長段階を表した生徒発表で、特に、11月から「受験特別体制」となるために寮生活の締めくくりを迎えた6年生の発表に涙する生徒や保護者や教員が多くいました。

コロナ禍である昨今では、実際に人と深く関わる機会が減少しているように感じます。自己を確立する時期である高校時代に、他者と深く関わることで「自分」をより意識することになり、結果「人は人、自分は自分」と「人も自分も肯定することのできる人間力」を養うことができます。寮生活での多くの学びや気づきが人生の糧となります。

【生徒の発表から一部抜粋】
・下級生の些細な変化にも気づけるように心がけていましたが、途中から私が話しかけたくてたくさん話しかけてしまいました。私がしつこいくらい話しかけても寮の人は、ほんとに暖かくて、明るくて大好きです。点呼のときに皆で話したり、心理テストをしたり、毎日の小さなことが私にとって幸せでした。そんな私の寮生活は、たくさんの人に支えられながらここまでやってくることができました。(中略)私は、約三年間でたくさん辛い経験をしたし、たくさん幸せな時間を過ごす事ができました。寮生活で経験したこと、感じたことを大切にしてこれからも自分自身、そして周りの人を幸せにできるように毎日を一生懸命生きたいと思います。(高校3年)

・同級生は、一緒にいるだけでも心の支えでした。今もそうです。寮以外でも、学校でつらい状況にあったときには、無条件に味方をしてくれ、(中略)楽しい時間や辛い時間を共有してきました。私にとって自分を飾らずに一緒に過ごせる唯一の存在です。今ではこのように話せますが、寮をやめたいと思うほど、一緒にいることが嫌だったこともありました。私の態度が悪く同級生にあたっていました。そんな中でも、私を見捨てずに一生懸命に向き合ってくれました。今思えば、この時期があった事によってより仲が深まったのだと感じます。(高校2年)

麗澤の寮生活では多様化する社会で活躍するための【人間力】を培います。
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