【千葉県初!】本校教員が一般社団法人全日本かるた協会 A級公認読手資格を取得

2022.12.22

競技かるた部副顧問の長谷川みか先生(参段)が、録音審査合格を経て、11月19日(土)に行われた一般社団法人全日本かるた協会(以下、全日協)A級公認読手審査会にて合格し、令和4年11月29日付でA級公認読手資格を取得しました。千葉県内で初めてのA級公認読手となります。
競技かるたの試合を行うには、読手は欠かせない存在です。競技かるたは、全日協会が定める読み方によって試合を進めます。この読み方は、試合をする選手の集中を妨げないよう、特別な技術を要するものです。特に公認大会と呼ばれる全国大会は、選手が昇級昇段をかけた大切な試合になり、読み方が安定していないと選手が十分な力を発揮することができません。こうした大会では、審査によってその技術獲得を認められた読手が読みを務めます。
読手の資格には、専任読手、A級公認読手、B級公認読手の3種類があります。専任読手は、現在6名いらっしゃいます。名人戦・クイーン戦をはじめとする最上位の選手が試合を行う際に、専任読手が読みを務めます。また、読み方の技術検討や読み方の講習会講師、公認読手の審査等、読手の育成もされています。それにつぐA級公認読手は、専任読手が担当する最上位選手以外の、すべての大会で読手を務めることができます。その次のB級公認読手は、参段以下の選手の大会で読手を務めることができます。
長谷川先生は2015年のB級公認読手資格取得以来、県内の小規模大会で読手を務め、部活動でも部員の練習にあたって読手を務め、鍛錬を重ねられました。A級公認読手審査において、全国のB級公認読手による録音審査応募から会場審査に進めるのは、多くて10名程度、さらに専任読手6名全員が出席する会場審査での合格は、狭き門だそうです。部活動での指導のほか、各種大会において読手としてもご活躍されることを祈念いたします。