令和5年3月15日～17日の3日間、国内No.1のITキャンプを運営しているLife is Tech!主催のITキャンプ（https://life-is-tech.com/tcw/）を4年ぶりに開催しました。本校ではコロナ禍で中止となっていたため、今回は待望のイベント開催となりました。

本校は、生徒の将来を意識したICT教育を1990年代より実践しており、近年は中学生・高校生にプログラミング等のデジタルを活用したクリエイティブ教育を取り入れています。今回のイベントでは、スマートフォンアプリの開発やUnity®ゲーム、映像制作、Webデザイン制作等を通じて、チーム内でコミュニケーションを取りながら学年の垣根を越えて開発を進めていきました。優秀な大学生メンターが付き添うため、難しい作業も進めることが出来ます。今回は本校卒業生の大学生メンターも後輩たちのために駆けつけてくれました。

講演会では、荒川陸さんによるアメリカからのオンライン講演がありました。荒川さんは東京大学および大学院で情報技術を専攻後、 Carnegie Mellon University で Human-Computer Interaction (HCI) の研究をしています。最近話題のChatGPTにも触れ、AI時代の学ぶ意義について語っていただきました。AIはこれまで先人たちの築き上げた学びや考えから最適な答えを導き出すことには長けているが、クリエイティブなことやアナロジー（関連性や推論から応用して視野を広げていくこと）で新たな考えや発想を生むことは、唯一人間だからできる能力であり、この時代だからこそ中学や高校で学ぶ内容は非常に重要であることを伝えてくれました。

最終日には、ご家族の方々も見守る中、3日間の成果を共有する発表会・体験会を開催しました。

今回初めてデジタルでのものづくりを体験した生徒がほとんどでしたが、参加者たちは目を輝かせながら作品制作に取り組んでいました。この体験が生徒自身の進路を考えるきっかけになり、磨いたスキルを学校生活でも活かしてほしいです。とても貴重な体験ができた3日間になりました。