ジュ―リー・ホーガー先生 特別授業

2018.07.19

7月9日(月)から7月17日(火)、アメリカ・コロンバスにあるベクスレイハイスクールから英文学とジャーナリズムがご専門のジュ―リー・ホーガー先生をお招きして、高校生を中心に授業をして頂きました。

ジュ―リー・ホーガー先生にとって7年連続7回目の麗澤来校。今回も、6I「詩の分析とエッセイ・ライティングの指導」、4E「名画の分析」、4A~D「『アルケミスト』序章の分析」、全学年希望者「映画の分析(『カールじいさんの空飛ぶ家』、『レミーのおいしいレストラン』」と、扱われるジャンルは様々でしたが、アメリカのミドルスクールとハイスクールで実践されている教授法を用いて、さまざまな分析授業を実施して下さいました。

ジュ―リー・ホーガー先生がどの授業でも生徒に伝えられていたメッセージがありました。それは”Author's Purpose"と"Author's Choices"という言葉です。文学作品、映画、音楽、芸術作品、すべてに作者が伝えたいことがあり、それを伝えるために作者は作品を創る過程で様々な選択をしています。「作者が伝えたいこと」と「なぜそのような選択を作者がしたのか」を考えることで、自分自身の読む力を上げられるという先生の話に生徒達は大きく頷いていました。そして「偉大な作品とはそれを読む者、観る者、聞く者に多くのことを考えさせ、多くの異なるテーマを提示するもの」であることも、授業を受けた全ての生徒に教えて下さいました。

授業が終わり、「来年もぜひ麗澤に帰ってきて教えて下さい!」とジュ―リー・ホーガー先生に懇願していた生徒が何人もいて、先生も心から喜ばれていました。来年もきっと麗澤の生徒達のためにアメリカから来日して下さることでしょう。ホーガー先生、ありがとうございました。(言語技術科 北岡 希久朗)