【中2芸術鑑賞会】両国国技館にて大相撲観戦をしました

2023.09.22

9月20日に中学2年生が両国国技館に大相撲観戦に行きました。
これは、中学2年の自分プロジェクト(ゆめプロジェクト)のテーマである日本文化研究の一環として行われているもので、日本の国技である伝統文化を今回は体験することとなりました。

 

日本の伝統文化として海外からも注目が寄せられる大相撲ですが、中学生は意外と相撲について詳しく知りません。テレビ放送でやっているのを観ていたのを家族と一緒に見たことがある、その程度の生徒が多いようです。力士個人に対しても、ニュースやCM、バラエティ番組など、メディア露出の多い力士の四股名がわかる程度のようでした。
しかし、力士の名前や決まり手はよくわからなくても、その勝敗の様子を楽しんで観ている様子が印象的でした。土俵から離れた2階席からの観戦でしたが、それでも取り組みでは、大きな体躯の力士たちがぶつかる音までがしっかりと届き、多くの生徒がその迫力を肌に感じ息を呑んで見入っていました。テレビではあまり放送されない、取り組み前後の作法や、土俵の周囲の様子などもしっかりと見ることができ、「これは何をやっているのだろう?」と改めて興味を持つ生徒も見られました。土俵際での逆転勝ちをするシーンでは、会場中大きな拍手が沸き上がり、生徒も同じように盛り上がっていました。

 

生徒の生活ノートでは、「初めて間近で実際に観たら迫力があって面白かった。音もすごかったし、また見てみたい」、「土俵入りの仕方や塩を撒くことなど、それぞれにも意味があることを知り、日本文化の奥深さを感じました」などの感想が書かれているのを見ることができました。今回の大相撲観戦を機に、改めて身近な文化に触れる機会を大切にして、理解を深めていってくれることを期待しています。
今回の大相撲観戦はコロナが明け、声援を送ることも可能となったことで、周りの声援を送りながら観戦されている方々に感化されてか、声援を送る生徒の姿も見られました。特に土俵入りする際の力士たちの紹介で「柏市出身、千葉県出身」という言葉が聞こえると、生徒たちは「頑張れ!」という声援を送っていました。
保護者の皆様のご理解のもと、無事に実施することができました。このような機会に感謝し、今年度の自分プロジェクトを深く探究していきます。