【中学1年生】奥利根フィールドワーク

2023.11.02

10月24日から10月26日まで、中学1年生は2泊3日の日程で「奥利根水源の森 フィールドワーク」に行ってきました。これは本校の総合学習である自分プロジェクトの活動の一環で、「人と自然の関わり」を学ぶことを目的としています。今回はその集大成として、群馬県北部の奥利根にある水源の森を訪ね、生物を創造し育ててきた大自然を学んできました。

初日は前橋市赤城少年自然の家でカッター体験を行いました。クラス全員が1つの船に乗り、協力して船を漕ぎ進めました。はじめは櫂を漕ぐタイミングが合わず、なかなか思った方向に進むことができませんでした。それでも諦めずに全員で声を出し、声に合わせて漕ぐことで、段々とコツをつかみ、全クラスがゴールできました。その後はホテルに移動し、夕食をとった後にフィールドワーク開講式を行いました。実行委員の生徒を中心に翌日行われるフィールドワークに向けて話し合いました。

2日目は上ノ原「入会の森」を訪ねました。森林塾「青水」の皆様にインストラクターとして協力していただき、私たちが普段飲んでいる水の根源や水にとって不可欠である森がどのように維持されているかを学びました。また、全員で実際に茅刈りを体験しました。茅刈りはもちろん、鎌を持つのも初めての生徒が多い中でしたが、青水の方のアドバイスに従い、夢中になって刈りとっていました。最後は各班で1つの「ボッチ」を作り上げることができました。その後、茅葺屋根が使われている雲越家を訪れ、自分たちが刈り取った茅がどのように使われているのかを学びました。このフィールドワークでは自然の恵みと、それを活かしてきた先人の知恵を学ぶことができました。

ホテルに戻り、夕食をとった後に学年レクを行いました。レクの内容や景品は係の生徒が事前に話し合い、決めたものです。フラフープリレー、風船タワー作りをクラス対抗で行いました。全クラスの生徒が協力して取り組んでおり、クラスの絆が深まりました。

最終日はホテルでフィールドワークの振り返りを行いました。多くの生徒が、自然の恵みと仲間の大切さについて学べたと発表していました。その後ホテルを出発し、利根川最上流にある利根川水系最大の「矢木沢ダム」を訪れました。壮大なダムを見て感動した後、お弁当を食べました。最後まで生徒の楽しそうな様子が見られました。

3日間とも天候に恵まれ、非常に充実した研修旅行となりました。これまでに校内で行った樹木観察や「森と人間社会探求レポート」で学んできたことの集大成となった3日間でした。お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。