【麗寮 男女寮】後期保護者学級での寮親子会食・体験発表会

2023.11.10

寮生活での成長を確認

 

令和5年11月4日後期保護者学級開催日の夕方から、麗澤高校の寮【麗寮】では、「親子会食と体験発表会」が行われました。

親子で夕食を摂り、続いて食堂けやきで「保護者の体験発表」として、二人の高校3年生の保護者に発表していただきました。お二人とも、入寮当時から今までのお子様の変化の様子や親の想いを語ってくださり、会場は涙あり笑いありの感動で包まれました。

その後、場所を移し各寮の夕礼参観と「生徒の体験発表」です。各寮それぞれの学年一人ずつ、寮生活を通しての気づきや自己成長について発表しました。学年が上がるにつれての視点や成長段階の違いが顕著に表れた発表でした。特に12月で正規の寮生活を終了する卒業生の発表では、この3年間親元を離れ「生活」「自分」「仲間」「異学年の人たち」などにしっかり向き合ったからこそ「自己の発見」「他者の受容」「集団の中での自己の役割」など多くの気づきと人間力を獲得した自信のようなものが感じられました。

 

保護者の方や寮生たちは、それぞれの発表に耳を傾け、共感したり感動したりして大変有意義な時間を過ごしました。

最後に、保護者発表の中の一文をご紹介させていただきます。

 

寝食を共にする仲間とは表面的なつきあいだけをすることはできません。自分、そして相手の良いところ、悪いところを認識したうえで、その人とどう付き合うか?を真剣に考えます。たくさんの人と深く関わり、感化され、悩みながらも少しずつ成長している娘を見た時、親としてこれほど嬉しいことはありません。「自立」とは、自分で何でもできるようになることではなく、他人との調和の中で、主体性を発揮し暮らしていくこと。そして主体性と協調性のバランスがとれていることが「自立」であると学びました。まさに寮生活の経験そのものではないでしょうか。
生前、父からよく「子育ては親育て」と聞かされていましたが、娘のおかげで私も親としての階段を一段ずつ上らせてもらっているのだと感謝しています

 

6年生のみなさんには、寮生活で培った力を糧に社会で大いに活躍していただきたいと思います。