2/29（木）に開成中学校・高等学校で体育科教諭をされながら野球部顧問も兼任されています青木秀憲先生に来ていただき、講演していただきました。

「文武両道？～開成高校野球部の取り組みから」という題で、高い進学実績をもつ開成高校において、学力を担保しながら如何に時間と場所を活用し、スポーツに取り組んでいくかというテーマを話していただきました。「弱さというのは条件の悪さと同義であり、現在自身やチームが持っている条件を理解し、如何に最低限度そろえねばならぬものを判断し、条件的優位なチームに対抗する力をそろえていくかを重要視すべきだ。」と、自身の高校で生徒がどのように練習しているかの動画や練習風景を交え、生徒に語り掛けていました。そのため、文武両道の難しさも述べていただき、生活や行動の中に、ゆとりを持たせることの重要さも説いていただきました。

部活動との両立や自身がやりたいこととの両立の難しさに悩む生徒や、進学実績の高い高校での生徒の活動に興味がある生徒はお話を興味深く聞いていました。日頃練習をしていて勉強する時間がない、と悩んでいたり今後自分の好きなこととどのように関わっていくのか悩んでいる生徒は今回の講演が大変参考になったようで、自身の生活にゆとりがあるか考えたり、自身の満たしていない条件はなにかを探したり、自身の進路や選ぶ学校の大きな指針となったようです。

生徒、教員ともに大変有意義な講演となりました。今回講演していただきました青木秀憲先生に改めて感謝申し上げます。