井上修先生「大学入試の変化と探究とのつながり」春期教職員研修講演会が実施されました!

2024.03.27

学校は春休み最中ですが、学校は新年度に向かってさまざまな準備が行われています。
3月21日と22日は朝から夕方まで丸二日をかけて教職員向け研修会を実施いたしました。
そうです!教員も職員も定期的に学び続けているのです。

春の研修会では、4月に新しい学年へ移行し、新入生の生徒たちを迎えるなど、学校の様々な活動が始まる前に、よりよい教育を展開できるよう、教職員たちが今一度「麗澤の教育」について考え方を共有し準備をする機会になっています。

今回は2日目の午前中に現在麗澤でも着々と進めている「探究」「高大連携」についてのさらなる進化を目指して、外部講師の先生にお越しいただきました。

 

ご講演をいただいた井上修先生は、長年教育業界にて小中高大学の多くの学校を取材され、多くの著書に発表をなさってきました。
現在の私立中高は最先端の教育を展開しようとする動きが加速し、中学入試への高い関心を集めている要因の一つになっている中、日本のみならず、海外で活躍したい人材を十代から育てていく土壌としての学校運営であることが必須であり、そのような準備の整っている私学(※一条校)には、インターナショナルスクールなどに進学を考えているご家庭も目が向いている、とも仰っています。

今回の講演会では、麗澤中高の良さを活かしていかに今後の高大連携を進め、探究を発展させていったらよいかという視点からさまざまな提言をいただきました。

最も印象的だったのは「現在の私学中高は『不易流行』に基づき良きものは残し、改善すべきことは改革を進める学校が増えています」
「私学には『教育理念』があり、麗澤ならば創立者の廣池千九郎先生が、ここにいらっしゃったらどのように考え、何を実施するだろうか、ということに基づいて判断することによって、ブレることなく進められるのではないか」というお話でした。

多くの大学の高大連携での実践例を始め、他の私立学校が実践している取り組みや環境整備などについても知ることができ、大変有意義な講演会の時間を教職員一同で共有させていただき、そして大きな学びになりました。

 

井上修先生、ご講演いただきまして誠にありがとうございました!

井上修先生の最新刊『中学受験で大好きな学校に入ろう』(筑摩書房)
https://www.chikumashobo.co.jp/author/006920/

※一条校とは学校教育法第一条に定められた学校を指します。