4月6日(土)、本校新入生である中学1年生と高校4年生を対象に、戸川和成氏による防災特別講演会が開催されました。今回講師としてお越しくださった戸川和成先生は、千葉商科大学政策情報学部の専任講師で地域防災についてご研究されており、防災かるたをプロデュースする活動もおこなっていらっしゃいます。
「いざという時にリアルに災害に対応できる人になろう」ということをテーマに、講演会をおこなっていただきました。前半は、今日地震が多い状況の中で、災害が起きてから行動するのでは遅い、日常からやっていないと何も行動できない、ということの恐ろしさ、そしてその重要性について語ってくださいました。特別な時に、災害時グッズを用意すればよいわけではなく、「日常から、ジブンゴトに、お互いさまに」という考えを、普段の生活から大事にすることを教えてくださいました。「誰かが誰かのきっかけになる」という言葉から、「誰かのきっかけを与える人になろう」というお話も大変印象的でした。
後半では、防災クイズLevel1.~Level2. で8問出題され、どのような服装で避難するべきか、どの程度の水が必要か、消火器について等、防災かるたを交えながら、クイズ大会がおこなわれました。このアクティビティにも、積極的に生徒が参加しており、生徒同士でコミュニケーションを取り、楽しみながら防災に関する知識を身につけました。その後、避難訓練がおこなわれ、災害について考える1日となりました。
今回の講演会を通して、生徒は「日常生活から防災について意識すること、自分から防災や減災を意識することで、地域、そして社会につながっている」ということを学ぶことができました。誰も予期しない災害が今後起こることが予想される中で、今回の講演は非常に有意義な学びになりました。講演をしてくださった戸川先生と戸川ゼミ生の皆様、生徒が楽しく学べるようにご協力いただき本当にありがとうございました。