【麗寮】谷川で新入寮生研修を行いました。

2024.05.02

男女寮では、4月28日(土)~29日(日)の日程で新入寮生研修を行いました。この研修は、創立者の廣池千九郎法学博士について学び、その思いに触れて、これから寮生活を共に過ごしていく仲間たちと親睦を深め、寮生活の意義を学び、志を立てることを目的としています。

初日の28日は、午前中に群馬県みなかみ町の廣池千九郎谷川記念館に到着し、同館館長の横山様より講話をしていただき、創立者の生涯と、道徳教育にかけた想いについて学びました。午後には、創立者が谷川に滞在中に過ごした麗澤館を見学し、建築当時のエピソードや、そこにもともと生えていた木々を大切にされた「仁草木に及ぶ」の心について学びました。また、入寮してからの1カ月を振り返りつつ、4年生、5年生、6年生と寮で過ごしていくにあたっての志をスライドにまとめて発表を行いました。

二日目の29日は、心地よい青空の下での朝礼から始まりました。朝食後、バスに乗り込み廣池千九郎大穴記念館に移動し、創立者の最晩年の様子について学び、当時療養のために入浴されていた温泉や臨終の間などを見学しました。そして最後に谷川岳ロープウェイに乗って天神平へ移動し、まだ残っている万年雪で雪合戦をしたり、思い思いの時間を過ごしつつ親睦を深めました。

廣池千九郎谷川・大穴記念館は、晩年の創立者が湯治によって療養しながら最期のその時まで道徳の研究に勤めた場所です。新入寮生たちはこの研修を通して、講話や見学で創立者について学ぶとともに、「心も体も癒す」と言われたその温泉に同級生と共に浸かり、語らい、親睦を深めることが出来たようです。そして改めて寮生としての自覚を深めて、3年間の寮生活に向けた志を立てていました。