【中学2年生】校長講話「アサーション”Assertion”~人間関係づくり~」

2024.06.21

6月20日(木)に中学2年生を対象に、本校の櫻井讓校長が講話を行いました。テーマは「アサーション"Assertion"~人間関係づくり~」で、中学2年生という、人間関係が複雑化する年齢である生徒たちにとって非常に大切な内容でした。

 

アサーションとは「自分の意見を相手の立場を尊重しながらしっかり伝えるコミュニケーションスキル」のことです。現代ではこのスキルが重要であることを、新規学卒就職者の離職率と離職理由などを例に伝えられました。その後、相手の立場を考えながら自分の意見を伝えるための、アサーティブな表現について考えました。色々な表現を音読する中で、どんな言い方をすれば一番うまく伝わるかについて考えられていたようです。

 

講話の中では、相手の立場を思いやる気持ちを持てなかった場合の例として人種差別についても話されました。「茶色い目と青い目の実験」というビデオを視聴し、人種差別の理不尽さについても考えるきっかけとなりました。

 

最後は、本校の教育理念とアサーションとの関連性についての話でした。本校では「感謝の心」「自立の心」「思いやりの心」の三つの心を育てることが重要だと考えています。この「思いやりの心」によって相手の立場を考えられてこそ、相手を尊重しながら自分の意見を伝えることができます。

 

本日の講話で学んだことを活かして、中学2年生という大事な1年間を有意義に過ごしてくれることを期待しています。