【麗寮 高校男女寮】社会で活躍する卒寮生講話を実施

2024.07.11

すべては自己責任

 

【麗寮(麗澤高校の寮)】では、グローバル社会で役立つ力を育成するための「社会で活躍する卒寮生によるセミナー」を開催しています。今回の講師は1993年度卒業の山本和美氏です。山本さんは麗澤高校、京都女子短期大学卒業後、ホテル業界を中心に10の組織でのキャリアを重ね、現在は廣池学園の秘書室でご活躍されています。

冒頭に学園の創立者である廣池千九郎の格言「絶えず向上して終身努力す」を提示し「すべては自己責任」と講話をスタートされました。ご自身の人生での「23・9・14」の数字の意味。23年間のホテル業界従事、9回の転職、14回の引っ越し。すべての転職をポジティブな動機で行った。そうすることで必然的な出会いが訪れたと話されました。他にも、キャリア・仕事の考え方、英語力やコミュニケーション力の重要性、最後には関係調整の仕方まで多岐にわたってお話をいただきました。ホテル業界では研修や人事関係の業務もされていたということもあり、経験からの実践的で具体的な内容は生徒たちも大変納得した様子でした。また、寮生活は「常に多様性、異文化交流の場」日々逃げずにこの環境と向き合うことで、充分に国際社会で通用する人間力を育むことができると締めくくられました。

生徒たちにとっても興味深かったようで、真剣に話を聞き熱心にメモをとっていました。

講話後には数名の生徒が控室を訪ね「人に話を聞いてもらえる自分になるには?」「接客業について」宮内庁に勤務されていた時の話を聞き「どのような経緯で宮内庁に勤務されたのか?」などの質問をして、山本さんに一つ一つ丁寧に回答していただきました。

 

生徒の感想

・キャリアは経歴という意味だけだと思っていたが、広義には人生の生き方など様々な意味があると知ることができた。
・今、寮生活をしていて考えなどどうしても理解できないことがありますが理解するように努力し、避けるのではなく自分からかかわってより良い関係を築けるようにしたいです。
・この先の人生で、仕事ややりたいことを見つけるときに為になるお話でした。
・今後、人を喜ばせる職業に就きたいと思っているので、教えていただいたことを活かし、周りの人を笑顔でhappyにしたいと思った。