【中学2年生】関西研修旅行

2024.10.28

10/22〜10/25に、中学2年生は3泊4日の関西研修へ行ってまいりました。この研修は本校の体験型探究学習プログラムである、「自分(ゆめ)プロジェクト」の一環です。2年生のテーマは「日本文化研究」であり、自らのバックボーンとしての歴史や文化への深い教養を身につけることを目指しています。今年度が始まってから今までに、日本文化研究として神話の学習、香取神宮、鹿島神宮の訪問、神技である相撲の観戦を行ってきました。そして今回の関西研修では、今までの学習の集大成として日本文化の根幹を担う寺社仏閣を訪問しました。

 

主な訪問先は以下です。

1日目 伊勢神宮、おかげ横丁

2日目 法隆寺、神武天皇陵、橿原神宮

3日目 薬師寺、奈良公園、平等院鳳凰堂、護王神社

4日目 下鴨神社、清水寺

 

1日目は東京駅に集合し、新幹線、近鉄で伊勢神宮へ向かいました。伊勢神宮では内宮、外宮を参拝し、ガイドさんの説明を受けました。ガイドさんの話と、これまで学んできた神話についての知識が紐づくことで深い理解ができたようです。その後はおかげ横丁を自由散策し、名物である赤福などを食べました。そしてホテルへ移動し、夕食を食べた後は、伊勢市生まれで、麗澤高校卒業生である講師の山中一孝様より日本の成り立ちと神話について学び、1日目が終了です。

 

2日目はまず法隆寺を見学しました。五重塔は、ほとんどの生徒が写真で見たことがありましたが、実際に見ると圧巻の迫力だったようです。その後、初代天皇である神武天皇の陵墓を訪問し、麗澤高校卒業生である講師の井上裕史様の話を聞きました。そして、神武天皇を祀る橿原神宮を訪問し、正式参拝を行いました。正式参拝の厳かな雰囲気で、生徒全員が気を引き締めることができたようです。この日の夜は、薬師寺の僧侶であり、麗澤高校の卒業生でもある小林澤應先生の話を聞き、寺の見どころについて学びました。

 

3日目は、初めに薬師寺を訪問しました。前日に小林様より寺について学んでいたため、仏像の種類や伽藍配置に着目して楽しめているようでした。その後奈良公園に移動し、班で自由行動を行いました。ここで実施したのが、前々から英語の授業内で練習していた、外国人観光客の方へ英語でインタビューをする活動です。どの班も今まで習ってきた表現を精一杯活用し、観光客との会話を楽しめていました。インタビューの後では、自作の折り鶴をプレゼントしました。その後、平等院鳳凰堂、護王神社を訪問し、護王神社では正式参拝を行いました。そして最後の夜に行ったのが、係の生徒が企画した学年レクです。クラス対抗で行ったカタカナ禁止ゲームでは、全てのグループから楽しそうな笑い声が聞こえてきました。

 

4日目、最終日はまず、下鴨神社で参拝を行い、神職の方の話を聞きました。その後の自由時間では多くの生徒がおみくじを購入し、嬉しそうに結果を見せ合っていました。最後に清水寺を訪問しました。最後の自由時間では、好きなものを食べたり、家族、部活の後輩へのお土産を買ったりすることができたようです。帰りの新幹線では生徒の4日間の思い出がたくさん聞けました。研修の目的であった日本文化について学べただけではなく、友だちと4日間を共に過ごすことで、集団生活の良さと方法についても学ぶことができ、貴重な4日間になったようです。ここで深まった絆を大切に、今後の中学校生活をさらに充実させてくれることを期待します。