【中学1年生】奥利根フィールドワーク

2024.10.31

10月22日から10月24日まで、中学1年生は2泊3日の日程で「奥利根水源の森 フィールドワーク」に行ってきました。これは本校の総合学習である自分プロジェクトの活動の一環で、「人と自然の関わり」を学ぶことを目的としています。今回はその集大成として、群馬県北部の奥利根にある水源の森を訪ね、生物を創造し育ててきた大自然を学んできました。

初日は前橋市赤城少年自然の家でカッター体験を行いました。クラス全員が1つの船に乗り、協力して船を漕ぎ進めました。はじめは櫂を漕ぐタイミングが合わず、なかなか思った方向に進むことができませんでした。それでも諦めずに全員で声を出し、声に合わせて漕ぐことで、段々とコツをつかみ、全クラスがゴールできました。その後はホテルに移動し、夕食をとった後にフィールドワーク開講式を行いました。実行委員の生徒を中心に翌日行われるフィールドワークに向けて話し合いました。

2日目は上ノ原「入会の森」を訪ねました。森林塾「青水」の皆様にインストラクターとして協力していただき、森林を探索することで、私たちが普段飲んでいる水の根源や水にとって不可欠である森がどのように維持されているかを学びました。その後、茅葺屋根が使われている雲越家を訪れ、薪を割って囲炉裏に薪をくべるなど、昔の人たちの生活に触れる体験をしました。最後に、自然観察の時に採取した木の枝や木の実を使って、クラフト体験をしました。鋸やグルーガンを使って木を切ったり貼り付けたりして、様々な作品を作っていました。これらのフィールドワークでは自然の恵みと、それを活かしてきた先人の知恵を学ぶことができました。

ホテルに戻り、夕食をとった後に学年レクを行いました。レクの内容や景品は係の生徒が事前に話し合い、決めたものです。先生の〇×クイズや、猛獣狩りゲームを、クラスの垣根を越えて全員で行い、大いに盛り上がりました。

最終日はホテルでフィールドワークの振り返りを行いました。多くの生徒が、自然の恵みと仲間の大切さについて学べたと発表していました。その後ホテルを出発し、利根川最上流にある利根川水系最大の「矢木沢ダム」を訪れました。壮大なダムを見て感動した後、お弁当を食べました。最後まで生徒の楽しそうな様子が見られました。

3日間の研修旅行は大変充実しており、中身の濃いものとなりました。これまでに校内で行った「樹木観察」や文化祭でのグループ発表を通して学んできたことの集大成となった3日間でした。お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。