【麗寮(麗澤高校の寮)】では、11月14日に男女合同の卒寮生講話を実施しました。今回は、第55期卒業生の佐久間勇人さんの動画による講話です。
1本目の動画は佐久間さんがご自身で制作したyoutube動画で自己紹介と活動実績の内容です。佐久間さんは30歳ころに「脊髄小脳変性症」という、しだいに運動神経が失われる進行性の神経難病を発症しました。しかし、その後病気が進む中でも、障がい者水泳の選手として千葉県で表彰され国体選手としても活躍しました。さまざまなことにチャレンジし、「生きることの大切さ」について学校や病院にて講演活動もおこなっています。
2本目は麗澤の寮生向けに力を振り絞って制作してくれたメッセージ動画です。母親からの遺伝により50%の確率で発症するというこの難病を患い、病気になったからこそ気づけたこと、「生き続ける」ということの大切さを伝えてくださいました。また、「できる」か「できないか」ではなく「やる」か「やらないか」だ!という力強い言葉に勇気をもらいました。最後には「楽しく人生を生き続けてください」と笑顔で締めくくってくださいました。
生徒の感想
・何をするにも命がけである佐久間さんが、すごく輝いているように見えました。なりたくてなった訳ではない病気を受け止め、母を恨むこともなく自分の役目を果たそうとしていらっしゃる姿に感動しました。当たり前が当たり前ではなくなるという言葉が心にしみました。今、生き続けられていること、周りに支えてくれる人がたくさんいること、寮で生活できていること、これらの当たり前に感謝しなくてはと思いました。どんなに高い壁があっても、挑戦できることに感謝して日々努力していきたいです。佐久間さんの言葉一つ一つに感動しました。ありがとうございました。