【中学3年生】性教育講演「自分の生き方は自分で決める」

2025.06.20

2025年6月19日、本校では中学3年生を対象に、産婦人科専門医・笈田枝里子(おいた えりこ)先生をお招きし、性教育講演を実施しました。

笈田先生は現在「幕張とらのこ産婦人科」に勤務されており、日々の診療に加え、認可保育所でのアドバイザーとしても活躍されています。女性のライフステージに寄り添った支援を幅広く行っており、InstagramやYouTubeを通じて、婦人科に関する情報発信や相談の場を提供するなど、多くの方々から信頼を集めている先生です。

今回の講演テーマは「自分の生き方は自分で決める」。中学3年生が理科で生殖の分野を学び、保健で性について学習するこの時期に、知識を正しく理解し、判断し、行動することの大切さについて、医学的な視点からお話しいただきました。

思春期における心と体の変化については、ホルモンの影響を中心に、医学的データを交えて分かりやすく説明してくださり、生徒たちは真剣な表情で聞き入っていました。また、「性はグラデーションであり、人によって考え方が異なる」という視点を強調され、多様性への理解を深める機会にもなりました。

講演の中では、産婦人科医ならではの経験談も紹介され、14歳の妊娠に関する実例など、生徒と同年代の事例を通して、性に関する現実的な課題についても考える時間となりました。

最後に笈田先生は、「みなさんは妊娠できる・させられる体に変化している時期。正しい知識を身につけ、自分のことを自分で選択・決断できるようになってほしい」と力強くメッセージを送ってくださいました。

この講演を通して、生徒たちは自分自身や周囲の人との向き合い方について深く考える、非常に有意義な時間を過ごすことができました。