先日、大阪・関西万博(夢洲)で開催された「全国高等学校課題解決アイデアコンテスト2025」に、本校の情報研究会に所属する高校5年生10名が出場しました。
本大会は、全国の高校生が「いのち輝く未来社会のデザイン」という万博テーマのもと、多様な課題解決アイデアを考え、実践的に発表する場です。地区予選を勝ち上がった出場者は、ポスターセッションやワークショップ、フィールドワークを通して未来社会の姿を議論しました。
1日目の開会行事では、地区予選会の表彰式がおこなわれました。その後、各チームが事前に準備してきたアイデアをポスターセッションで共有。続いて、スクーミー(小型センサーボード)の体験を行い、翌日の実地活動に備えました。
2日目からは万博会場に入り、出場生徒全員で「三菱みらい館」を訪問。最先端技術が描く未来社会のビジョンに触れました。その後、日本館や自分たちで希望するパビリオンを訪問しながら、PCとスクーミーを用いて環境データを計測しました。夕方には各チームでデータを整理し、プレゼン資料の作成を進めました。
最終日は、午前中に各チームがスライドを使った発表会を行い、他校生徒や審査員の前で堂々とプレゼンテーションを実施しました。表彰式後には、出場生徒全員で「PASONA NATUREVERSE」を見学し、自然と共生する 未来のライフスタイルを体感しました。今回の全国大会は受賞は逃したものの、生徒たちにとって非常に意義深い学びの場となりました。
出場した生徒からは、
「全国の高校生と交流し、自分たちの考えを伝え合うことで視野が広がった」
「センサーで実際にデータを集めながらパビリオンを巡るのは、新鮮で楽しかった」
「結果は悔しかったけれど、最後までチームで挑戦しきった達成感がある」
といった感想が寄せられました。
今回の参加は、単なる大会経験にとどまらず、生徒たちが未来社会について主体的に考え、ICTを活用してデータに基づく学びを実践し、さらに他校生徒との交流を通して協働的な問題解決力を育む大きな機会となりました。本校は今後も、生徒たちの挑戦を後押しし、学びを社会につなげる教育活動を展開してまいります。
最後に、見送りにお越しいただいた保護者のみなさま、遠くから駆けつけてくださった保護者のみなさま、ご声援ありがとうございました!