10/21〜10/24に、中学2年生は3泊4日の関西研修へ行ってきました。この研修は本校の「自分(ゆめ)プロジェクト」の一環です。2年生のテーマは「日本文化研究」であり、自らのバックボーンとしての歴史や文化への深い教養を身につけることを目指しています。今年度が始まってから今までに、日本文化研究として神話の学習、鹿島神宮の訪問(香取神宮は大雨のため訪問はできませんでした)、神技である相撲の観戦を行ってきました。そして今回の関西研修では、今までの学習の集大成として日本文化の根幹を担う神社仏閣等を訪問しました。
主な訪問先は以下です。
1日目 下鴨神社、清水寺
2日目 護王神社、京都御所、法隆寺、薬師寺
3日目 奈良公園、神武天皇陵、橿原神宮
4日目 伊勢神宮 内宮・外宮、おかげ横丁
1日目は東京駅に集合し、新幹線で京都駅へ向かいました。下鴨神社で参拝を行い、神職の方の話を聞きました。下鴨神社での自由時間では多くの生徒が、水みくじを購入し、御手洗川に浸して浮かびあがる結果を嬉しそうに見せ合っていました。次に清水寺を訪問しました。清水の舞台からの景色にたくさんの生徒が感動していました。その後の自由行動では、清水寺の懸造りを見て驚いたり、音羽の滝で清水を実際に飲んでみたり、お土産を買って楽しんだりと、充実した時間が過ごせました。1日目の夜は、レク係の生徒が企画をしてくれた学年レクを行いました。大盛り上がりでした。
2日目は京都御所と護王神社を訪問しました。京都御所ではガイドさんの話を聞きながら、紫宸殿(ししんでん)、清涼殿(せいりょうでん)などを見学しました。また蛤御門(はまぐりごもん)の弾傷の跡を見て、生徒は驚きの声を上げていました。護王神社では神主さんのお話を聞き、その後正式参拝を行いました。正式参拝の厳かな雰囲気で、生徒全員が気を引き締めることができたようです。その後はバスで奈良へ移動し、法隆寺と薬師寺を見学しました。五重塔や東塔など、写真で見たことがある歴史的建造物を実際に見ると圧巻の迫力だったようです。この日の夜は、薬師寺の僧侶であり、麗澤高校の卒業生でもある小林澤應先生に法話をして頂きました。
3日目は、奈良公園で班別の自由行動を行いました。事前に「東大寺」「興福寺」「春日大社」のうち2カ所行くことを目標として伝え、班でどこにいくか計画を立ててから研修旅行にいきました。自由行動の時間には、英語の授業内で練習していた、外国人観光客の方へ英語でインタビューをする活動も行いました。どの班も今まで習ってきた表現を精一杯活用し、観光客との会話を楽しめていました。その後、神武天皇の陵墓を訪問し、麗澤高校卒業生である講師の井上裕史様の話を聞きました。また、神武天皇を祀る橿原神宮を訪問し、正式参拝を行いました。この日の夜は、伊勢市生まれで、麗澤高校卒業生である山中一孝様より日本の成り立ちと神話について講話をして頂きました。
4日目、希望者は山中一孝様と早朝参拝に行くことができました。少し雨も降っていましたが、朝の静かで厳かな雰囲気の内宮を生徒たちは感じられたと思います。伊勢神宮では内宮、外宮を参拝し、ガイドさんの説明を受けました。ガイドさんの話と、これまで学んできた神話についての知識が紐づくことで深い理解ができたようです。おかげ横丁は自由散策し、名物である赤福などをお土産に買う生徒の姿が見られました。
研修の目的であった日本文化について学ぶことができ、また、クラスの仲も深まり、貴重な4日間になったようです。ここで深まった絆を大切に、今後の中学校生活をさらに充実させてくれることを期待します。