後期保護者学級が行われた11月8日(土)の夜、麗澤高校の寮(麗寮)では「保護者学級寮プログラム」が、一堂に会した親子会食から始まりました。
その後、6年生(高校3年)から「体験発表」が行われました。ラグビー寮生の保護者からは「一人広島県から遠く離れた千葉での高校生活にチャレンジしたわが子への想い、多くの仲間や諸先生方に支えられた感謝」、一般女子寮生の保護者からは「ご自身も麗澤高校の卒業生であり、3人のお子様が麗澤高校の寮で過ごされたご様子。娘さんの気遣いの言動と、その成長を支えてくださったこの環境への感謝」、男子寮生保護者からは「幼いころから周囲を和ませる優しい息子さんが、寮生活、そして寮長を経験して周囲から頼りにされている事への喜び、そして今後への期待」など、三者三様に素晴らしいお話をいただき会場内は涙あり笑いあり、感動に包まれました。
19時からは各寮に分かれて、日課である「夕礼」の見学と「生徒の体験発表会」が行われました。19時から各寮に分かれて、日課となっている「夕礼」の見学会と「生徒の体験発表会」です。体験発表では、各寮で4年生(高1)、5年生(高2)、6年生(高3)の代表がこれまでの寮生活での学びや気づきについて発表しました。生徒の発表や成長に涙ぐむ保護者や寮生の姿が見受けられました。親元を離れての寮生活は大変なこともありますが、寮生活に前向きに取り組み様々な立場を経験することで、自分を知り、他者を思いやる力を育むことができます。保護者学級はその成長を垣間見ることのできる貴重な機会です。
特に、後期保護者学級は6年生(高3)にとっては最後の保護者学級です。どの生徒も、寮での学びについて言及してくれ、その発表を聞いた保護者は大変感銘を受けていました。保護者からは「4年のころは体調を崩したり欠席があったりと、どうなることかと心配したが、よく頑張りました。発表で私たちに感謝を伝えてくれたが、私からも感謝を伝えたいです。このような機会を与えてくれて、このような場所に連れてきてくれてありがとう!」「この寮生活をやり切ったという経験は、これからの人生で必ず活きてくると思います。」など、激励の言葉をたくさんいただきました。
保護者の皆様、お忙しい中や遠方からご参加いただき本当にありがとうございました。皆様方からいただいた言葉を励みに、今後も生徒と力を合わせて、充実した寮生活を送ってまいります。
生徒の発表(一部抜粋)
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この寮生活は、私に多くの経験や出会いをさせてくれました。普通に生活していたらきっと仲良くなれなかっただろうと思う人とも仲良くなれました。自分より経験豊富な先生方や上級生に助けていただくこともありましたし、私のことを頼ってくれたり、好きだと言ってくれる下級生もいました。特に同級生にはたくさん助けてもらいました。気分が落ち込んでいても、みんなが笑っていると少し気が楽になりましたし、悩みを相談すると一緒に考えてくれました。3年間ずっと一緒に過ごしてきましたが、毎日が本当に楽しかったです。(6年生 女子)
まだまだ4年生で周りの方に迷惑をかけてしまったり、意見の相違が起こったりすることもあるかもしれませんが、上級生の方々の背中を見て、来年度、新しい寮生が訪れた際に自信を持って「麗寮生」として振る舞えるように努力していきたいと思います。(4年生 女子)
寮で生活するのは「面白いな」ということです。勿論大変なことも沢山ありますが、4年生を自分たち5年生が受け持つことで、一人ひとりの良いところや悪いところが、よくみえてきます。そのなかで自分たちの指導で下級生の良いところがより一層発揮され、悪いところは改善しようと努力している姿を見ると、やはりやりがいを感じます。(5年生 男子)
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