タイスタディーツアー事前学習を実施

2018.11.26

タマタスさんとあっという間の2時間半

11月17日(土)午後1:40より、タイ人のタマタスご一家をお招きし、タイスタディーツアーの事前学習を実施しました。

タイスタディーツアーは冬休みに実施している9日間の希望制海外研修です。15名ほどの希望者はタイのチェンライにある施設に滞在し、様々な事情で親と住めない子どもたちとともに、遊んだり、ご飯を食べたり、ボランティア活動に従事したりしながらタイの農村の社会問題だけでなく、生きていく上で大切なことを実体験を通して考えていきます。

今回は、本校の教員である重松先生の大学時代の友人であるタマタスさんとそのご家族にお越しいただき、タイのことやタイ語の簡単なレクチャーを実施しました。タマタスさんは高校までタイで過ごした後、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学へ進学、その後日本企業に就職し、転職を経て昨年まで日本企業のタイ支社で働いていましたが今年の4月より、日本に転勤になり、再び日本に来ることになりました。長い日本生活で日本語は堪能で、緊張気味の生徒たちを笑わせようと面白い質問をしてくれました。生徒たちからはタイの文化や食生活などについて質問があり、時折奥様に相談されながらも丁寧に答えてくれました。また現在高校5年に在籍しているタイからの留学生、ナツくんも途中から参加し、タイ語が飛び交う中での事前学習となり、タイに行く前に少し、タイの空気を感じられたように思います。タイ語講座では、初めて見るタイ語に驚く生徒もいましたが、簡単な言葉はしゃべれるようにとノートをとっている様子もありました。最後にタイの子どもたちとも遊べるようにと、簡単な折り紙の講座も実施し、記念写真を撮って終了となりました。

タイスタディーツアーは高校生を対象とした海外研修で、ことばを学ぶのではなく、むしろことば以外での人と人との交流を通して、また私たちの生きる日本とは違う社会に身を置くことで、生きることの本質を考える研修です。12月の研修が待ち遠しくなりました。