2026年10月3日(土)、麗澤高等学校にて、探究ゼミの成果発表会「麗探祭 ― Reitaku Inquiry EXPO 2026 ―」を初開催しました。
第1回となる今回は、保護者の皆さまをはじめ、大学教員、企業・団体、教育関係者など、本校の教育に関わってくださっている方々を中心に開催することができました。
「やってみたい」を、学校の中で形にする
麗澤ではこれまで、学校内だけでなく、企業や大学、NPO、地域の方々と連携しながら、生徒自身が考えたことを実社会の中で形にする学びを大切にしてきました。そこで私たちが何度も目にしてきたのが、教室の中だけでは見えなかった生徒たちの成長です。
こうした学びを、一部の生徒だけでなく、すべての生徒が経験できる学校にしたい。そんな思いから、2025年度より高校の探究プログラムを大きく発展させました。
高校入学後は「基礎探究」で、問いの立て方や情報収集、分析、調査方法など、探究の基本となる「型」を学びます。その後、生徒は自分の興味・関心に応じて16の「探究ゼミ」から一つを選び、1年間かけて探究を深めます。
大切にしているのは、生徒の「やってみたい」という気持ちと、それに伴走する教員の「一緒にやってみよう」という姿勢です。先生から答えを与えられるのではなく、自ら問いを持ち、仲間や先生とともに試行錯誤を重ねていく。それが、麗澤の探究です。
100を超える探究、多様な発表方法
その一年間の探究が一堂に集まったのが、今回の「麗探祭」です。
当日は、16の探究ゼミから100を超える発表が行われました。
発表方法も、プレゼンテーションだけではありません。ポスター発表、模擬授業、実験、映像上映、作品展示、実演、ワークショップなど、それぞれの探究内容に合わせて、生徒自身が伝え方を工夫しました。
ここで終わりではなく、その先へ
麗探祭終了後には、生徒たちに振り返りを行いました。生徒の振り返りの中には「これをやって、と言われて取り組むのではなく、主体的に動いて自分から学びを得ることは、とてもやりがいがあり、楽しかったです。」というコメントや、何度もテーマを変えながら試行錯誤を続けた生徒は、「自分が本当に探究したいテーマを見つけられた気がする。」とコメントがありました。来場者から質問を受けたことをきっかけに、「この麗探祭で終わりではなく、その先へつなげていけるように、もっと深めていきたい。」とコメントをした生徒もいました。
私たちが麗探祭で大切にしたかったのは、完成した成果だけではなく、発表を通して新たな問いが生まれ、次の学びへつながっていくことでした。
閉会式では、本校の探究プログラムを監修いただいている慶應義塾大学名誉教授・田中茂範先生から全体講評をいただき、生徒たちは一年間の学びを改めて振り返りました。
もっとも安全に失敗できる場所
学校は、すべてを上手に成功させるためだけの場所ではないと考えています。
むしろ、生徒が最も安全に失敗できる場所であってほしい。挑戦し、うまくいかず、また考える。その繰り返しの中で、自分だけの問いや、本当に学びたいことが見つかっていきます。
第1期生から第2期生へ。そして、一つの問いから、また次の問いへ。
「問いから始まる学びの革命」 麗澤高等学校の探究は、これからも続いていきます。