【中学2年生】大相撲観戦

2019.01.24

【中学2年生】大相撲観戦

 平成31年1月15日(火)、中学2年生は自分プロの一環として「大相撲観戦」に行ってきました。今年度の自分プロは相撲の起源と言われている国譲りの神話に登場する建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が祭られている鹿島神宮の参拝から始まりましたが、その年度の最後に大相撲一月場所を観戦して日本文化研究を締めくくりとすることが出来ました。
 普段何気なく観ている相撲ですが、例えば、勝ち名乗りを受ける時の所作を1つ取ってもそこには日本神話が深くかかわっています。勝った力士は勝利の三神である「神産巣日神、天御中主神、高御産巣日神」に感謝の礼として軍配の上で、左、右、真ん中と、手刀を三回切って受け取るなど、目には見えない神話の時代からの伝統が現代の大相撲の中でも生きています。
 大半の生徒は中入り後から観戦を始めましたが、中には朝早くから両国国技館に足を運び、一日中相撲観戦をしていた生徒もいました。現地でしか味わうことのできない会場の雰囲気、そしてテレビ画面では伝わってくることのない熱気を肌身で感じながら、取り組みを観ていました。中入り後の後半に入ると、よく名前を知った力士がたくさん登場したこともあり、生徒たちも「豪栄道ー!」「白鳳ー!」と声を張り上げ、身を乗り出しながら応援をしていました。特に、残念ながら翌日引退となってしまった稀勢の里関の取り組みでは、多くの生徒が「稀勢の里ーーー!」と声を張り上げ、声援を送っていました。