4月末に実施されたAEコース(2・3年生)対象「リーディングスキルテスト」の関連授業として、本日5月12日(月)7時限目に代々木ゼミナールの後藤奏絵先生による特別講話が行われました。
本校では1年生から4年生まで「言語技術」を通じて徹底した読解力の養成を行っており、2021年から毎年実施している「リーディングスキルテスト」でも高い結果を出しています。
「リーディングスキルテスト」とは、小学生から社会人を対象とし、「知識や情報を伝達する目的で書かれた自己完結的な文書」を読み解く力を判定する代々木ゼミナール主催のテストです。
本日の講話では、「読解力をどのように伸ばしていけばよいか」というテーマについて、生徒たちの意見も取り入れながら、わかりやすい講義が展開されました。
まず、読解力とは「文章に書いてあることを、正確に理解する力」「文章に書いてあることから推測して、行間を読む力」「書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する力」など、生徒たちの意見も含めて、定義を確認しました。
そして、リーディングスキルテストの仕組みについて例示を引用しながら「なぜこのテストで読解力が測れるのか」「テストの結果についてどのように活用していくか」など、テストを受けて自分自身の読解力の達成度を知るだけではなく、「どのように応用していくのか」まで踏み込んで説明されました。
内容は決して易しいものとは言えませんでしたが、AEコースの生徒たちは終始集中して後藤先生の講義を聞き、メモを取り、有意義な時間を過ごしていました。
生徒たちは言語技術を通じて「読解力」の重要性をよく理解しており、先週まで行われていたAE通い合宿でも発揮された集中力が活きて、今日の月7限目(Lアワー)を迎えることができています。
麗澤中学3年生は3回目のテストを通じて、「正答率」が右肩上がりとなり、読解力が伸びたことがわかりました。
しかし、読解力は「伸ばすことができる」が、環境や習慣によって「下がる」こともある、という事例も示されました。
講話の後半では、読解力を伸ばすトレーニングも実施され、生徒たちも楽しみながら取り組みました。
普段から言語技術で訓練しているライティング力で多くの解答例を書き上げる生徒が多かったようです。
「読解力は生まれつきの能力ではなく、正しい訓練によって伸ばすことができる」という後藤先生の結論は、生徒たちがさらに読解力を伸ばすモチベーションに繋がったことでしょう。
後藤先生、素晴らしい講話をありがとうございました!