10月21日(火)から24日(金)にかけて、高校2年生は九州研修旅行に行ってきました。この研修の目的は、大分県中津市にある本校の創立者廣池千九郎先生の御生家(中津記念館)を訪れ、創立者についてより深く学ぶこと、宇佐八幡宮、天岩戸神社や高千穂神社を参拝し、日本の伝統文化に触れること、知覧(鹿児島県)で平和学習を行うことなどです。
初日はまず、全国の八幡神社の総本山、宇佐八幡宮を参拝し、これから始まる神話と平和学習の旅の安全を祈りました。次に中津記念館を訪れ、創立者の廣池千九郎博士の生涯についてご講話をいただきました。その後、「青の洞門」に立ち寄り、江戸時代、危険な高い岸壁をつたって命を落とす人々の姿に心を痛め、この洞門を手彫りした禅海和尚の物語に触れました。
2日目は高千穂を訪れ、天岩戸神社や高千穂神社を散策し、また高千穂峡を散策しました。天岩戸神社では対岸に天岩戸を拝観したり、神々が話し合いを行った天之安河原を見学し、また高千穂神社では参拝後、国の重要無形民俗文化財に指定されている「高千穂神楽」を拝観し、神話の世界を肌で感じることができました。
3日目は知覧特攻平和記念館を見学しました。自分たちと同世代でありながら、ここから飛び立って戦死された方々の最期に残した家族や愛する人への手紙や写真を見たり、語り部さんのお話を伺ったりすることで、胸に迫るものがあったようです。平和な時代に生きる私たちへのメッセージを、それぞれが心に受け止めていました。最終日には班別自由行動でクラスの仲間との親睦を深め、実りの多い研修旅行となりました。
【研修旅行の主な訪問先】
1日目: 宇佐八幡宮、中津記念館(廣池千九郎先生の御生家)、青の洞門
2日目: 高千穂峡、高千穂神社(神楽の奉納)、天岩戸神社
3日目: 知覧の特攻平和会館
4日目: 鹿児島市内(班別自由行動)