8月3日(月)、順天堂大学浦安・日の出キャンパスで開催された「未来創造データサイエンス・チャレンジ Round1」に、本校データサイエンス探究AIゼミ所属の生徒が参加し、これまで取り組んできたデータ分析の成果を発表しました。
「未来創造データサイエンス・チャレンジ」は、参加者自身が問いを立て、実際のデータを分析し、そこから得られた結果を根拠として考察や提言につなげるデータサイエンスのコンテストです。今回は、スポーツと医療健康という2つの部門が設けられました。
本校の生徒は、【部門A】スポーツと【部門B】医療健康のそれぞれに挑戦しました。部門Aでは、サッカーのプロ仕様競技データを活用した分析に取り組みました。実際の競技データから、チームの戦略や選手のパフォーマンスなどを科学的に分析することが求められています。今回提供されたデータには、J1サッカーのプレー詳細データが含まれています。部門Bでは、厚生労働省の「NDBオープンデータ」を活用して、日本の医療の現状や地域差について分析します。今回の課題では、「骨折」に関する都道府県・性別・年齢・月別のデータが用意されていました。
生徒たちは、それぞれのデータと向き合いながら分析を重ね、その結果から何が読み取れるのかを考え、発表に臨みました。
データサイエンスでは、単にグラフや数値を作成するだけでなく、「何を明らかにしたいのか」という問いを立て、データを根拠に自分たちなりの考察を導き出すことが重要になります。今回のコンテストでも、参加者自身が分析を進める「自走型」の形式が採用されており、大学生・大学院生のメンターから分析の視点やグラフ化の方法についてアドバイスを受けられる機会も用意されていました。本校の生徒たちにとっても、これまでゼミで学んできたデータ分析の知識や技術を、実際の社会やスポーツに関わるデータに応用する機会となりました。
今回、残念ながら入賞には届きませんでした。しかし、自分たちの分析を発表するだけではなく、他校の生徒たちがどのような視点からデータを捉え、どのような方法で分析・考察しているのかを知ることができたことも、大きな収穫となりました。同じデータを扱っていても、問いの立て方や注目するポイントが変われば、導き出される結果や考察も変わります。他校の生徒たちの発表を聞く中で、「そのような見方もできるのか」「このデータから、そこまで考えられるのか」といった新しい気づきもあり、自分たちの分析を振り返る良い機会になりました。
今回の挑戦を通して、生徒たちはデータを分析する技術だけでなく、自分で問いを立てること、得られた結果を考察すること、そしてその内容を相手に伝えることまで、一連のデータサイエンスのプロセスを経験しました。また、他校の生徒たちの研究や発表に触れたことで、自分たちだけでは気づかなかった新たな視点を得ることもできました。入賞という結果にはつながりませんでしたが、今回得た気づきや課題は、これからのデータサイエンスゼミでの探究活動につながっていくものと思います。
今後も本校では、教室で学んだ知識や技術を実際のデータや社会の課題と結びつけ、生徒自身が問いを立て、考え、発信していく学びを大切にしていきます。