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2020.05.25
【中学サッカー部】休校中の取り組み~オンライン部活~

【中学サッカー部】オンライン練習で仲間との絆を再確認

みなさんこんにちは。中学サッカー部顧問の山田大樹です。休校により、昨年度末からサッカーが出来ない状況が続いています。日ごろから時間さえあれば自主練をしているサッカー大好きな部員たちにとっては、とてもつらい状況です。顧問の私自身も、部員たちに会えないこと、そして目標としていた春季大会が中止になったことで、一時期はとても落ち込んでいました。しかし、そのような中でも前向きに、自宅でも仲間と励ましあって自主練習を行えるように、中学サッカー部では4月からオンラインでの練習支援を始めました。

【「Athlete Stories」での練習共有】
部員たちは「Athlete Stories」というアプリを使って自主トレーニングの目標設定と、練習の記録を行っています。体幹トレーニングや筋力トレーニングなど、各自が行っている練習の内容をアプリ内で報告します。中には家族に手伝ってもらってトレーニングをしている部員もおり、休校中ならではの新しい練習方法をみつけられるという良い面もあったようです。顧問からは、生徒一人一人の報告に対してアドバイスと励ましの言葉を送っています。また、家でも出来る練習メニューを調べて発信しています。生徒たちは他の部員がどのような練習をどれだけしているのかを見ることも出来るため、一人ではなく仲間と一緒に練習しているんだという気持ちで、競い合いながら練習に励んでいます。

【上級生から下級生へのアドバイス】
 普段の部活では、下級生1人につき上級生1人が1年間ついて、練習や試合中に指導をする「メンター制」をとっています。下級生は1対1で継続的な指導を受けられ、顧問よりも身近な立場からのアドバイスをもらうことで、色々な発見をすることが出来ます。そして上級生は、先輩としての自覚を持つことが出来ます。さらに人に教えることによって自分のプレーを客観的に分析することもできます。休校中も、上級生が率先して見本を示しています。ドリブル等のメニュー映像を3年生が12種類撮り、見本としてそれを全員に共有しました。後輩は、先輩の姿とアドバイスを励みに練習に取り組んでいます。サッカー部で大切にしている縦の繋がりが、このような状況下でも生きていることが顧問としてとても嬉しいです。

【クロームブックで更に生徒主体の活動に】
5月に入り、中学生全員の手元にクロームブックが届いたことによって、活動の幅が広がりつつあります。先日は、Meetを使ってオンラインミーティングをしました。顧問からは、いろいろな大会が中止になる中、3年生の最後の花道となる大会をなんとか開催できるよう他校の先生方と共に方法を探っているということを伝えました。部長からは、「大会がいつあってもベストコンディションで臨めるよう、今家で出来ることをやっていきましょう。そして、3年間やってきた自分たちを信じて最後まで頑張りましょう。」という力強い言葉がありました。さらに今後は、クロームブックを使って生徒同士のやり取りをより活発にしていきます。自宅での練習へのアドバイスや応援コメントを、メンター制の先輩から後輩へ、後輩から先輩へとしあうことで、よりモチベーションを上げられるようにしていきます。

 困難な状況の中でも出来る限りの努力を続ける部員たちが、大きく成長したことを感じます。そして、たとえ直接会えなくても励ましあい、高め合う部員たちの絆の強さを再確認しました。もう一度この仲間たちとグラウンドで会える日を信じて、これからも頑張っていきます。
 受験生の皆さんも大変な中、受験に向けて精一杯頑張っていることと思います。麗澤中学サッカー部のスローガンは「途中困難最後必勝」です。この困難な状況に打ち勝ち、みんなで笑いあえる日を信じて、お互い頑張りましょう。皆さんと麗澤で会えることを楽しみにしています。