こんにちは、AEコースに所属している３年生です。
今回私は３つの学年のＡＥコースの生徒が東京大学柏キャンパスに見学に行く「東大見学」というプログラムについてご紹介させていただきたいと思います。
　例年は実際にキャンパスに行くのですが、今年は現在のコロナウイルスの影響で直接キャンパスに行くことは叶いませんでした。その代わりに、先生たちが特別プログラムを用意してくださいました。 １限目は東大の入試問題にグループで挑戦、２限目は現役東大生西岡さんの講話 そして午後からいよいよ東京大学オンラインキャンパスツアーです。
　当日は１年生、２年生、３年生混合のチームとなり行動しました。最初の授業はグループで実際の東大入試の問題をときました。問題は文章を要約するというシンプルなものでした。私は３年生で国語が得意ということもあり、積極的に要約に取り掛かりました。１年生や２年生も私の問いかけに頷いたり、意見を言ったりしてくれました。要約もまとまり、答えを配られたとき、全員が驚きました。国語だと思っていた文章は英語の文章だったのです。しかし、日本語にすれば私達でも解けるレベルの文章だったのです。ここで東大は私達に高いレベルを求めているのではなく、基礎の徹底を求めていることが改めてわかりました。
　次は東大生西岡さんの講話でした。西岡さんは私が今まで当たり前だと思っていたことを研究している方です。身近なものが研究対象なので私達もすごく西岡さんのお話に引き寄せられるように講義を聞きました。講義はなぜ勉強するのか、東大の問題、自分の研究など様々でしたがすべてを通して思ったことは東大ってすごくいい学校なんだなと言うことです。私も東大に行きたいと思うような研究や施設、そして仲間のお話をしてくださいました。最後の質問の時間には私も気になることがあり質問を考えていました。しかし、引っ込み思案な性格のためすぐに手を挙げられず、自分のクラスの女子が挙げたら質問しようと考えていました。しかし、私の想定外なことが起こりました。なんと次々クラスメイトが手を上げたのです。普段あまり発言しない子も手を上げていてすごくびっくりしました。みんな私と同じように西岡さんの講話を聞いて東大っていいなと思ったのでしょう。西岡さんのお話は私達が将来進学先を東大にする上ですごく興味をわかせ、それを目指して頑張っていこうと思わせてくれる講義でした。
　午後はグループごとにオンラインでキャンパスツアーを行いました。そこで私達が一番盛り上がったのはVRの世界です。そこではVRで研究内容を発表していました。ズームを使って教授に質問したり、VRで作られたロボットを見たりしました。ここでは２年生も１年生も全員が同じ一つの画面を覗き、全員が積極的に質問したりしていて朝ほぼ初めて話したとは思えない風景でした。実際にキャンパスに行けなくても、東大のことを知り、興味をもてることが今回の東大見学でわかりました。また３学年のAEだからこそ共有できることだったりをみんなで話せてすごく楽しい思い出もできました。