１１月６日（日）秋らしい青空のもと、柏市弓道場において、千葉県高等学校弓道新人大会第5地区予選会が行われました。この地区大会は、県大会出場権をかけたもので、男子団体は２４射９中以上、女子団体は２４射８中以上、個人は男女とも８射４中以上で県大会出場権を得られるというものです。
　午前中は男子の試合が行われ、団体は１立目、工藤君（１年）と藤野君（１年）がそれぞれ４射３中するなどその力を見せつけ１２射７中とすると、２立目は藤野君が１立目の射を見事に修正して４射皆中し、合計１３中としました。その後、同中の東葛高校と射詰め（的中に差がつくまで１本ずつ引いていく競射）を行い、息詰まる雰囲気の中、１本目は２-２と同中、２本目で０-１と藤野君の殊勲の１中で見事準優勝し、県大会出場を決めました。
　個人では、団体の立で８射７中した藤野君が文句なしの２位に入賞、同じく８射５中だった工藤君は５～６位決定の遠近競射に臨みましたが惜しくも入賞はなりませんでした。この二人の他、個人戦で８射４中した渡辺君（２年）が県大会出場を決めました。
　午後は女子の試合が行われ、団体は緊張からか硬さが目立ち、１立目根本さん（１年）が４射２中するも、合計３中と厳しい展開に。２立目も修正が間に合わず根本さんの４射２中を含む１２射４中と的中を伸ばせず、合計２４射７中であと１本的中が及ばず県大会出場はなりませんでした。個人では、根本さんが団体の立で８射４中したので県大会出場を決めましたが、それに続くことはかないませんでした。
　今回の試合は、麗澤は男女とも団体は全員高校１年生で構成され、団体での試合は初めてという初々しいチームで臨みました。その中で男子の２４射１３中、準優勝という結果は素晴らしいものと言えます。また力及ばず県大会出場を逃した女子団体メンバーも、的中こそ伸ばせませんでしたが、素晴らしい試合をしてくれました。そして個人戦にも高校１年生が多く出場し、弓道の大会の独特な雰囲気とプレッシャーの中、行射を行う貴重な経験を積むことができ、多くのことを学ぶことができたようです。きっとこの経験を稽古の中で活かし、次の大会につなげてくれることと思います。
　県大会は１１月１２日、１３日と千葉県総合スポーツセンター弓道場で行われます。地区予選以上の活躍ができるよう、稽古を重ねて臨みたいと思います。応援をよろしくお願い致します。