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2024.03.08
解剖実験の特別授業を実施しました!

本校5年生(高校2年生)を対象に解剖の特別授業が実施されました!

2月27日火曜日の放課後に生物教室で解剖の特別授業が生徒・保護者同意のもとで実施され、文理を問わず多くの生徒が参加しました。

今回、解剖実験を課外で行うことを考案し、主導した生物科教員の守屋先生に実験を行うことを決意した理由を伺ったところ、先生は、「普段は教科書でしか見かけない臓器などを実際に見てみたり、触れてみたりすることで、生物に対する理解がより一層深まるし、なにより課外でやることによって生物選択じゃないけど解剖実験には興味がある理系の人や、文系だけど生物に興味がある人も参加することができるから、それをきっかけに少しでも生物という分野に興味を持ってもらって、知識を深めてもらえるといいなと思って。」とのことでした。

 

実験は、豚の心臓、肝臓、肺の3つのパート、2グループに分かれて行われ、Aグループを守屋先生が、Bグループを同じく生物科の中川先生が担当しました。心臓の解剖ではメスで心臓を切り開き、実際に左心室の心筋が分厚くなっていることを確認したり、実際に触って心臓の感触を体感しました。次いで行われた肝臓の解剖では肝臓が一つの大きなかたまりなのではなく、2つの左葉と2つの右葉が一緒になって一つの臓器を構成していることがわかりました。また、肝臓に付随していた胆のうを切り開いて胆汁の色を確認しました。最後に行われた肺の解剖ではポンプを使って空気を送り込み、肺が膨らむ過程を観察しました。

 

この実験を通して、参加した生徒が何を思ったのか、実際に参加者にインタビューしたところ、

 

Y.Yさん

今回の解剖実験を通して普段は見ることの出来ないものを実際に間近で見て触れることが出来て貴重な体験になりました。

A.Mさん

実際に本物の臓器を見ることで、図ではイメージできない立体的な形を記憶に残すことができた。特に、肺に空気を入れ、肺が膨張したり収縮したり、大きく変化しているのが特に印象に残り、また、臓器に触ってみて、体内で重要な部分ほど分厚く硬くできているのだと実感した。生物選択ではないけれど、生き物の体内について学ぶよい機会になったと思う。

 

というような感想が聞かれました。

今までこのような解剖実験は夏期・冬期・春期講習期間中にしか実施されてきませんでしたが、今回の実験は前例を打ち破り、新たな学びの機会と場を生徒に与えてくれました。守屋先生は来年度の実施についても意欲を示されていたので、来年度、麗澤高校に入学する新入生や先輩になる今の4年生(高校1年生)で興味を持った方々、参加してみてはいかがでしょうか。