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STUDENT BLOG 在学生による学校生活ブログ

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2024.03.11
タイスタディーツアーに行ってきました!(メーコック編)

【概要】

 2023年度タイスタディーツアー(タイスタ)に参加した様子をお伝えします!

今回は高校生、大学生、そして社会人で構成された計15人で行って来ました。今回このClose!UPでは私達が宿泊したメーコック財団、そしてバンコクで訪れたスラムについて紹介します。

 このツアーの目的はメーコック財団で子どもたちと関わることとスラムでの格差を学ぶ事だと思います。

 

【メーコック財団の子どもたちの生活】

 私達が滞在したメーコック財団は、以前までは麻薬中毒の患者を治療する施設として使われていましたが、現在は何らかの事情を抱えて一緒に家族と過ごすことができない子どもたちが生活している場所です。私達がメーコック財団で滞在した5日間は、教会のペンキ塗り、ごはん作り、子どもたちと遊びながら生活していました。メーコック財団の朝は早く6時から朝ごはんづくりが始まります(財団の管理者のアノラックさんは4時頃からご飯を作っているそう…!)。その後、お祈り後、朝ごはんを食べ、洗い物をしたら自由時間です。子どもたちは、みんなで学校へ向かいます。帰宅後は自由時間。みんなでサッカー、バスケ、鬼ごっこなど、各々好きなように時間を過ごします。自由時間に全員分の食事作りを子どもたちと行いました。自由時間では私達と同年代の子どもたちとは英語で会話することができたため、小さい子との通訳に入ってもらい話したり、タイ語を教えてもらったり、好きなものについて話したりとても楽しい時間を過ごすことができました。(S.M)

【ボランティア活動】

7日目には、ボランティア活動として、メーコック財団に建てられている教会の壁の塗り替え作業を行いました。メーコック財団の子どもたち、聖学院の方たちと協力し、話もしながら楽しく作業を進めました。白色の壁に包まれていた教会はどこか寂しげでしたが、約3時間後にはあたりの自然と馴染むきれいな黄緑色に変わりました。キリスト教徒のメーコック財団の方たちにとって教会はとても大切な場所であり、教会の改装は故ピパット先生の夢でもあったそうです。素敵な意味が込められているボランティア活動に参加することができて本当に良かったと思います!(H.Y)

【メーコック財団での食事】

メーコック財団での食事の時間、食事準備の時間は、唯一アノラックさんやメーコック財団の子供たちとゆっくりお話ができる時間だったため、私達にとってとても幸せな一時でした!私達もメーコック財団の子ども達と同様に毎朝6時に起きて朝食の準備のお手伝いをしました。日本に住む私達は、食べたいものがあればすぐに買いに行きますが、メーコック財団では何から何まで手作りをします。メーコック財団での朝食で一番印象に残っているのは、アノラックさんと時間をかけて作った焼き立てのクリームチーズパンです。一から手作りしたクリームチーズパンはまさに絶品でほっぺたが落ちそうでした!夕食にはメーコック財団の子供たちと一緒にとんかつやお団子などの日本食も作りました!作業中は会話も弾み、沢山笑い合うほどメーコック財団の子ども達や聖学院の生徒との仲も縮まりました!(S.M)

【メーコック財団の環境】

 私たちは、メーコック財団の敷地内にある建物で寝泊まりしていました!麗澤の中には、アネーさんというメーコック財団出身の方がついてくれていました。アネーさんからシャワーについてお話を伺うと、メーコック財団の子どもたちは、毎日、冷水でシャワーを済ませているそうです。私はこの話を聞いて、朝晩はとても寒いのにも関わらず、毎日冷水を浴びているなんて考えられませんでした。

 また、メーコック財団には大きな冷蔵庫はなく、大きな鍋は常温で保管しているようです。このことからも、私たちは、日頃から衛生環境が良い場所で、しっかり保管されている食べ物を食べられているんだなと感じました。

 最後に、メーコック財団は川に面しているため、朝ご飯を食べるときは、綺麗な自然の景色を眺めながらご飯を食べていました。川の反対側には、象乗り場があるので、自然をたくさん感じることができます。外で食べるのでとても寒かったですが、アノラックさんが温かいスープやおかゆ、味噌汁などを作ってくれたので、温まることができました。

 メーコック財団の環境は日本ととてもかけ離れたものでした。だからこそ、自分が当たり前でないことを知ることができ、考えを改めるいい機会になりました!私はメーコックの環境を快適なものとするべく、行動していきたいとも感じました。(S.U)

【クリスマスパーティー】

メーコック財団のクリスマスパーティーに参加しました。子どもたちがタイの歌やダンスを披露してくれたり、聖学院も交えてプレゼント交換をしたりなど、とても楽しい思い出を作ることができました。

【アノラックさんの話】    

メーコック財団の母であるアノラックさんのお話を聞きました。そこでは、メーコック財団を設立した経緯や、設立者であるピパットさんについて聞きました。その中で感銘を受けたお話は「情けは人の為ならず」ということです。ピパットさんは、ある日、危篤状態に陥ったとき、見ず知らずの人に助けてもらったことから、今度は自分が困っている人を助けようと、メーコック財団を設立しました。ピパットさんの言葉は、今でもメーコック財団に刻まれています。

【アブアリ財団との交流】

アブアリの子どもたちと意見交換会を行いました!

話し合っていく中で、物事に対する考えや価値観の違いを強く感じました。自分の持っている価値観が絶対ではないということを身をもって知り、より広い視野を持つことの重要性やお互いを理解することの大切さを改めて実感しました!