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STUDENT BLOG 在学生による学校生活ブログ

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2025.05.16
高校3年生の希望者を対象に避難所運営ゲーム(HUG)を行いました!

 避難所運営ゲーム(HUG)は避難者の年齢、性別、国籍などが書かれたカードを避難所の体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適切に配置できるか、避難所で発生する様々な出来事にどう対応するか、をグループワークで体験するゲームです。

 

 災害時の避難先に焦点を当て、自分たちが快適な避難生活を送るための方法や正解のない課題について考え、グループでの体験によって自分にはない視点で考え、多角的に物事を見てみること、災害時の行動をイメージし生き残り、支え合うための行動を実践的に学ぶことにより、自分・家族・街を守り、支え合う行動をともに考えることを目的として柏市防災研究会の方にご協力していただき実施しました

 

実際に体験してみて…

 

【避難所運営に必要だと感じた能力やスキル】

・限られた資源(食料、水、医療品など)を効率的に管理し、避難者のニーズを満たすための計画を立てる能力

・状況に応じて柔軟に戦略を変更する能力、突発的な問題やイベントに対処し、最適な解決策を見つける能力

・避難者のニーズを理解し、適切な支援を提供するための情報収集や意思決定に必要な能力  など

 

【参加者の声】

・災害時には迅速かつ正確な判断が迫られ、迅速な指示を行うためには運営マニュアルが必須だと感じました。

・体験を通じて想像力が広がることを実感し、ペットや認知症のある方の配置を再考する必要性を感じました。また、避難者の受け入れと同時に起こるイベントに対応する難しさを実感しました。

・避難所運営はもともと大変なことだと思ってはいたが次々とやってくる避難者や問題への対応が難しいものばかりで更に大変なんだと思いました。

・グループ内の人数が多いほうがアイデアがたくさん出て、イベントへの対応や避難者の誘導も行いやすかったので、避難所運営は複数人で行った方がいいなと感じました。

・災害には縁遠かったが、今までとは異なる貴重な学びを得ることができました。

 

日本の地震発生頻度は世界第4位、今後30年以内にM8〜9の地震が起こる発生確率は70~80%と非常に高い状況です。

いつ発生するかわからない災害に避難訓練や非常持ち出し袋の用意などで日頃から備えておくことはもちろん今回のように普段とは違う災害へのアプローチの仕方も大切だと感じました。

また、大規模な災害が発生すると公助機能には限界があり、避難所運営は地域住民である避難者が行うため、私たちも災害を決して他人事と捉えず、今できることを行っていきたいと思います。