【中学1年生】テー・ガイク・リーン氏による特別講話

2023.05.25

5月18日(木)2時間目、中学1年生はシンガポールのヒルグローブ校から来校されていたテー・ガイク・リーン先生にシンガポールと日本の違いについて講話をしていただきました。この講話は、地理の授業で熱帯気候を学習している生徒に、実際にその気候で生活されているテー先生の生の声を届けたいという本校社会科教諭の思いから、特別に実施していただくこととなりました。

講義の前半、テー先生はシンガポールの特徴ついてお話しくださいました。シンガポールは熱帯雨林気候の多民族国家であり、日本のような台風や地震などの自然災害が少ない国です。一方で、猛暑になると蚊が増えデング熱が流行することや、海面上昇が大きな問題になっています。そういった気候変動に対応するため、シンガポールでは「4R」Reduce、Reuse、Recycle、Recoverに力を入れていることを教えてくださいました。また、食糧自給率やエネルギー資源が少ないという点では日本と共通する部分があるため、外国や環境問題に興味をもち、世界で起きているさまざまな問題に目を向けていってほしいとお話しされていました。講義の後半では、先生がお勤めになっているヒルグローブ校の紹介動画を見せていただきました。広大な自然の中にたたずむキャンパスと現地の生徒たちの生き生きとした表情は、どことなく麗澤中学校と似ているものがありました。

今回の講義は、テー先生による英語と社会科教諭による同時通訳で行われました。異文化理解のみならず英語力も試されましたが、生徒たちは質疑応答やクイズにおいても、積極的に挙手をして発言し、テー先生との交流を楽しむことができました。