SDGsワークショップ「気候変動から世界を守れ!」@日本科学未来館

2019.09.04

 8/29(木)、本校中高生(1~5年生)18名で、日本科学未来館で行われたSDGsワークショップに参加しました。ユネスコスクールとして「持続可能な発展」のための学びを深めていくために、今回は「気候変動」を主なテーマとしました。

 現実の世界に起こる気候変動や災害に対して、国や世界はどんなことを考えて対応しているのか。3~4人で国の首脳となり、5か国が力を合わせて世界の危機に立ち向かうボードゲームを体験させていただきました。担当する5か国は先進国、発展途上国、北極圏、小さな島国と様々で、人口も予算も大きく違う国々でした。

 ゲームの大筋は、まず「科学者のデータ提供」を受け、各国首脳(プレイヤー)はどの省庁に予算を割くか話し合います。続いて気候変動や災害が起こり、各国の状況にあったダメージ(人口減、予算減)を受けます。
 この時、適切な省庁に予算を割いていれば、被害を抑えることができるという流れです。大切なのは「どこか1か国でも人口0or予算0で全員ゲームオーバー」ということ。お金がない国、技術がない国、最先端を進む国がお互いに助け合い、お互いが納得できる予算の使い方を国連で話し合い、問題解決に挑みました。

 国連で可決した条例が被害を大きく抑えたり、せっかく開発した技術が不発に終わったり、予測できない気候変動に振り回されながら話し合う姿は真剣そのものでした。

 最後に「SDGsとは?」「なぜこのような目標が必要なのか?」「目標を達成するのは誰か?」などゲームのファシリテーターを務めてくださった科学コミュニケーターのお二人からお話いただき、ワークショップは無事に終了しました。
 大変濃密で貴重な経験ができた2時間でした。